久保史緒里(乃木坂46) 宮城県・田代島で写真集の撮影を行った理由を語る。

2023年7月12日、ニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」にて、乃木坂46・久保史緒里が宮城県・田代島で写真集の撮影を行った理由を語っていた。

久保史緒里(乃木坂46):昨日7月11日に、私の初めての写真集「交差点」が発売になりました。ありがとうございます。この写真集が発売しますって発表したのもこの番組内で、5月に発表したんですけど。そこから約2カ月だったんですけど。2ヶ月長いかなと思ったら、本当あっという間に発売まで来て。ここまで色々話し合いながら作り上げてきたので、形になって嬉しいなぁと言う風に思いますが。

改めてこの写真集についてお話させていただくと…私の20歳の時から21歳にかけての一年間に渡って撮影をしてきました。さらに撮影は私の故郷の宮城を始めとした東北各地と東京でも撮影をしまして。東北はね、色んなところに行ったんですけど、両親の地元で撮りたいっていうのがあったので。

宮城県の田代島…父の地元ですね。あと、母の地元である山形県の尾花沢市の方をメインに撮影に行ってきたりしたんですけど。尾花沢とかはそれこそ有名な場所でいうと銀山温泉とかがあったりだとか。すごく雪が積もる場所なんですよ。だから冬に撮影に行ったり。

でも私がこの写真集が決まった時に、雪景色では絶対撮りたいなって思ったけど…東北ってさ、緑自然豊かな青々とした感じもすごい素敵だから。決めきれないなと思ってたら、「1年かけて撮影しますか?」っていう話を提案してもらって、こういう形が叶ったんですけど。

あと東京の撮影も入れたのは…東京で、私が一人上京して頑張ってるよっていうのを両親の地元で撮影できたからこそ入れた方がいいんじゃないかっていう話をいただいて。確かになーと思って。じゃあ、東京で私が仕事してる様子を一番伝えられるのは何だろう?と思ったら…オールナイトニッポンって思って(笑) ニッポン放送の方でもね、実は撮影をしておりまして。そんなカットも入ってるんですね。

これ本当にさ、水曜日に…打ち合わせの段階から撮っていただいたりとかしてて。楽しそうにメール読んでるところとか…すごいよね。だからこれ、船崎さん(ディレクター)がいつも見てる私視点の写真もあったりして。

真面目に頑張って赤ペンで書いてるところもあったりとか、楽しそうに話してたり…あー、ペニンシュラ様の前で黄昏てみたりとかもしてますし(笑) 終わった後の写真とかもあったり。ニッポン放送でも結構いっぱい撮影をさせていただきました。

その写真集のタイトルが「交差点」っていう名前なんですけど、私自身は絶対に写真集を出すってなったら東北で撮影をしたいと思ってて。その中で色んな人生、色んな道を選んでこの場所にたどりついた、それまでに色んな交差点に出会ってきた、そんな私の道のりを皆さんに見ていただきたいという意味も込められてたりしますが。

東北で絶対撮りたいと思ったのには意味があって。もちろん東北の良さだったりを伝えたいっていうのもあったんですけど。宮城県に生まれた身として、東北の色んな面をこの写真集に詰め込みたいと思っていて。

実はその田代島の…父の地元なんですけど、その父の実家が一番海に近い所に家があったんですよ。で、良く小っちゃい時に遊びに行ったりとかしてたんだけど。東日本大震災でそのお家が津波で流されてしまったんですね。で、それを当時話で聞いてて。もちろん家族は無事だったんですけど、おウチは全部流されてしまって…っていう話を家族から聞いてはいて。

でもなかなか自分の目で見に行くことができていなくて。絶対に自分の目で見ておきたいっていう風に思ったので、今回田代島に行って。でも、もう場所が分からなかったから…小っちゃい時の写真で母に「これがおウチだよ」っていうのを聞いて行ったんですけど。それでも分かんなかったの、どこなんだろう?って。

そしたら田代島にいた現地の方に聞いてみたんですよ、名前を言ってみたんです…「○○なんですけど…」って。そしたら…おウチを詳細にここって教えてくれて。ここまで波が来たんだよ、っていう話とかを丁寧にしていただいて。

最初、そのカットは入ってなかったんですけど…私がどうしてもこれは風化させないためにも、自分が宮城県出身の身として何かできることがあるんじゃないかっていう意味で入れさせていただきました。

あとは…尾花沢の方ではね、あの母の地元なので。よくじいちゃんに連れてってもらってた徳良湖っていう本当に思い出の地に行ってみたりだとか。自分の幼少期を思い返しながら、ゆかりある場所で撮ってきた…ドキュメンタリーというか、その時によって、その場所によって、全然表情も違う一冊になったかなという風に思います。

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