田中みな実 写真集の売れ残りにサインを申し出たが書店に断られたエピソードを語る。
2020年10月17日、TBSラジオ「ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム」にて、田中みな実が写真集の売れ残りにサインを申し出たが書店に断られたエピソードを語っていた。
田中みな実:私、この間、書店さんで文房具を買いに行ったんですけど。
羽田圭介:はい。
田中:そしたら私の写真集が山積みになってたわけですよ。
羽田:え?なんで?
田中:だから・・・売れてないんじゃないかなって思って心配になって。
羽田:え?どういうこと?(笑)
田中:大体結構経ってるし、発売から。だから置いてくれてるし、これ・・・サイン全部にしたらどうかなーって思って。
羽田:ふふ・・・(笑)
田中:で、まずレジに行ってですね。修正テープとかを買ったんだけど「すいませーん」って。「あの・・・写真集置いていただいてありがとうございます」ってまず言ったわけですよ。帽子をズラしてね。
羽田:はい。
田中:そしたらレジには・・・たぶん責任者っぽい感じのおじさまがいて、エプロンしてるね。で、隣の子は明らかにバイトの子。
羽田:はい。
田中:で、そのバイトの女の子がピッピッしてくれて。「ありがとうございます」って帽子ズラしても二人とも別に手を止めず「あー、はい・・・」って困ってるわけですよ。
羽田:はい。
田中:なんか感触ちょっと良くないなと思って。
羽田:うん、感触良くないですね(笑)
田中:「あのー・・・売れないですよね?」って言って。
羽田:すごい喋ってますね(笑)
田中:「すみませ~ん」なんて言ったわけですよ。そしたらその真面目なバイトの女の子が「いえ、今日は一冊売れました」って。私行ったの夜の8時ぐらいだったのね。
羽田:あー・・・
田中:一日で一冊しか売れてないのマズいんじゃないかと思って「在庫抱えることになっちゃうとアレですよね」って。「いやいやいや・・・」っておじさんの方はひたすら困ってるわけですよ。
羽田:そうですよね。
田中:修正テープはいできました、お帰り下さい・・・な感じなんですよ。で、こっちも数百円なんだけど「領収書もらえますか?」って。ダメ押しで「漢字で『田中』で、『みな』がひらがなで最後『実』でお願いします」って言って(笑)
羽田:うわー(笑) 修正テープで領収書・・・(笑)
田中:「田中みな実です」っていうアピールをしてみたんですよ。ちょっと薄化粧だったしね。気付いてないのかなーとか思ったりして。で、領収書書いてもらってる間に・・・私、いつもマッキーを持ち歩いてるんですよ。
羽田:はい。
田中:で、マッキーを取り出してですね。「サインしましょうか?」って言ってみたんですよ。
羽田:はい。
田中:そしたら「いやいやいや!結構です」って言われて(笑) でも・・・またもう一回言ったんですよ。
羽田:また言ったんですか?!(笑)
田中:「でもこれアレですよね?買い取ったりしなきゃいけない面倒くささですか?」みたいな(笑)
羽田:あー、そこまで聞いたのかよ(笑)
田中:そうそうそう(笑) ほら、小説と違って写真集はビニールで保護されてるから。
羽田:あ、確かに。そっかー。
田中:それを開けてサインしなきゃいけないわけだから。そうするともう売り物としては・・・サインがしてあろうが、してまいが、開けちゃってるものはもう買い取りなわけじゃない?きっと書店が。
羽田:そうなっちゃいますね。
田中:「誰かに聞いたら分かる感じですか?」って。もしかしたらこのおじさんは責任者じゃないかもしれない。
羽田:そうですね(笑) その可能性ありますもんね。
田中:そしたら「いやー・・・売れると思いますんで、ははっ」って言って。で、渋々帰ったんですけど。
羽田:そのおじさんは責任者だったのかわかんないんですかね?
田中:わかんないです。結構チェーンの大きな書店さんだったから、個人のとこじゃないんで。大きな商業施設の中に入ってる、母体も大きなしっかりしたお店の系列店なんですけどね。赤っ恥ですよ、こっちは。
羽田:いやー、でもすごいですね。そんなにグイグイ行ったことないですよ、僕(笑)