野呂佳代 SDN48卒業後の不安について語る。
2020年8月10日放送、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」にて、野呂佳代がSDN48卒業後の不安について語っていた。
伊集院光:正直さ、ものすごい数の卒業生とかいるわけじゃん。
野呂佳代:そうですよ。
伊集院:AKB全体で。
野呂:その中でさ、生き残ってくっていう苦労はさ、野呂さんすごいしてるわけじゃん。
伊集院:めちゃくちゃ・・・なんか、よくいるなって思いますもんね。やっぱ。
野呂:時々他人事になるんだね(笑)
伊集院:結構客観視しちゃって・・・一番やりたいのは女優なんですけど。それは全然できてないですけども。それにしてもよくこれでやってるよなって、私は非常に、一年に何回思うかなってのはありますね。
野呂:へー。
伊集院:一番沈んだのって何歳ぐらいの時なの?
野呂:沈んだのは去年か・・・
伊集院:最近だな!(笑)
野呂:それか卒業して一年半ぐらいは結構沈んでました。私、このまま消えていく可能性あるな、みたいなのは思いましたね。
伊集院:特殊な場所にずーっといるからさ。
野呂:そうですよね。
伊集院:どうしていいかわかんないじゃん。
野呂:・・・どういうことですか?(笑)
伊集院:要するにさ、AKBの方針についていってた時代が長いからさ。ここでいきなりリリースされたところで、じゃあソロとして何をやるのってことを・・・母体もないわけじゃん。全員卒業だから。
野呂:そうですね。卒業して成功してる人っていうのは、大島麻衣ちゃんぐらいしかいなかったんですよ。
伊集院:その当時?
野呂:バラエティで一人でやれてるっていうのは。
伊集院:麻衣もなかなかやりくり上手というか、すごく人に魅力がある人なので。皆さんにかわいがってもらってるみたいなイメージがあったんですけど。
野呂:私の場合は女優がやりたかったんで、小劇場とか舞台の仕事はすごくあったんで。
伊集院:うん。
野呂:ずーっとやってたんですけど。でも私の場合はですよ?ここでやってて、映画に出れるかとか、ドラマに出れんのかっていったらたぶん知名度的にしんどいなみたいな(笑) おそらく。
伊集院:だからそこで本当に冷静な自分が必ずいるんだね。
野呂:そうなんですよ。結構自分のことを意外と見れるというか。それがいい時もあれば・・・スターになる人ってそういうのあんまりそういうの考えないじゃないですか(笑)
伊集院:わかる。目つぶって走って、あとから「あれ綱渡りだったんだ」っていう・・・わかる。すっごいわかる。
野呂:スターになる人の気質ではないなってことは気づいてるんですよね。
伊集院:ブレーキかかっちゃうんだね。
野呂:そうなんです。だから色々と考えちゃうというか。
伊集院:どっかで冷静なんだね。私がここをやったとして、こうでこうでここまでしかいかないってなっちゃうと足って動かないもんね。
野呂:そうなんです。こうやったところで、ただの勘違いになってしまう、じゃあどうしようかみたいなのは色々考えましたけど。でもそのあとに出たバラエティが一番自分の起死回生といいますか、新たな道だったと思います。