中野信子 芸能人の謝罪会見をする意味合いを語る。

2020年7月4日放送、TBSラジオ「ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム」にて、脳科学者・中野信子が芸能人の謝罪会見について語っていた。

田中みな実:芸能人がそういうことを起こすと、謝罪会見みたいなものが開かれて。

中野信子:ふふ・・・(笑)

田中:誰に向けての謝罪なの?って毎回議論されることだけど、別に相手の女性、奥さんに対して謝罪する。奥さんの家族に対して謝罪するはるけれども、世の中に向けて謝罪をする意味ってなんですか?

中野:まあ、これ「儀式」なんですよね。

田中:みんなの攻撃・・・なんか昆虫みたいだよね(笑) 興奮しちゃった昆虫とか動物みたいな感じですね。それをなだめるために儀式として、自分は反省していますっていうことを示すという儀式をやる必要があるんですね。

中野:これって日本特有じゃないです?

田中:日本に・・・顕著ですね。

中野:男女のことで揉めた時に会見を開き・・・昔からそうだけど、芸能リポーターが集まって取り囲んで「どういう気持ちだったんですか?」とかって言って。で、謝罪をするっていう・・・あれは、だってハリウッドセレブやってるのみたことなくないですか?

田中:かなり独特ですよ(笑) もしアメリカであるとしたら、クリントン大統領の「モニカル・インスキー事件」って覚えてますかね?

中野:覚えてます。

田中:あれぐらいのレベルの話で「すみません」というのは・・・

中野:それはね。それは一国の主だから。

田中:ちょっとセクハラっぽい事件でもありましたしね。芸能人がっていうのは日本独特かもしれないですね。

中野:あと、「会見」っていうシステムも日本ならではですよね?

田中:そうですね。

中野:いちいち事あるごとに会見をって。

田中:あれもほぼ儀式ですよね。今は大衆の中に神がいるようなもので、それを鎮めるために儀式をするんですね。謝罪ってついているけれども「どうにか鎮まってくださいませ」っていう、祈りに近いですね。

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