Ado 偏食がなくなったきっかけを語る。

2023年12月4日、ニッポン放送「Adoのオールナイトニッポン」にて、Adoが偏食がなくなったきっかけについて語っていた。

Ado:私、結構…割りと食べはする方なんですよ。お寿司だと何皿ぐらい…でも全然10~13皿食べて、茶碗蒸しも食べて、デザートも食べてみたいなタイプで(笑) あと普通の料理店とか焼肉屋さんとか行っても結構一人だけずっと食べてるみたいなことも多くて。

リア友とかと結構レストランとか行った時も…ファミレスでもレストランとか行った時も、友達がもうお腹いっぱいだって残したり、ちょっと苦手だって言って残したものとかも結構バクバク食べるんですよ。友達が大体よくつるんでる人が4人ぐらいいるんですけど。全員リア友で、全員何か苦手なものがあって。

一人はタコとネギとかで、一人はゆで卵とかで、一人はキノコとかで、もう一人は野菜とか…(笑) ネギとか白菜とか、その辺りで。私、全部行けるんですよ。意外と全部いけて…みんながもうお腹いっぱいだよってなんか唸ってる中、「じゃあ私が全部食べるよ」って言って、全部を欲張って回収してむしゃむしゃ食べるみたいな(笑) 一人だけコスパがいいね!みたいな感じの生活を送ることがあって…(笑) 意外と得してるかもって思う時もあるんだけれども。

私、結構食べるなーってことを最近思ったんだけど。そもそもこんな食べる人間じゃないっていうか…むしろ、食べる人間でもなかった上、むしろめっちゃ人より好き嫌い多かったなってことを最近思い出して。キノコとか魚とか野菜とかも結構苦手でしたし、変なものとかが苦手。いわゆる偏食だったんですよ…食わず嫌いとかもあったし。好き嫌いが激しくて。

偏食で好き嫌いみたいなのが激しく…偏食って言ったらあるあるな時期かもしれないけど、小学生?小1とかぐらいの時に、給食があるじゃないですか。で、小1の4月らいかな?まぁ幼稚園とかに通って、親とかに甘やかされたまま育ってきたので。初めての社会的な空間が、その時の自分にとっては小学校でさ。

で、給食の時間が初めてというか…給食の時間っていうのが続いていった中、ある日、ミートソースパスタが出たんだけれども。美味しそうって…小学校の時よく食べてたんだけど。

小1って…5~6歳かな?の時に、ミートソースパスタが出た時に私はミートソースのルーっていうのかな?わかんないけど…まぁあれをルーだとしよう。「私…ルー要らないです」って言って、給食でルーをかけずにパスタだけを食べたことがあったんだよ(笑)

なんで?って思うでしょ?わかんないの!(笑) なんでなんで…あんなに美味しいよって。それは当時はもう白い目で見られたわけですよ。なんでアンタ…嫌いなの?って言われて。私もなんで嫌いなんだろうって思ってたんですよ。でも、食べたことがなかったんですよ、今まで。ミートソースパスタっていうものを。

じゃあ、今まで何食べてたのかなと思うんだけど…もうそれもよくわかんなかったの。ミートソースパスタっていうのを食べたことがなかったから知らないのよ、その時の自分にとっちゃ。知らないから…拒否したのよ。でもその機会に食べればいいって思うんだけど、私は…自分があんまり社会性がないってことにちょっと気づき始めてて。

勉強も得意な方ではないし、運動も得意な方じゃないなってことにはちょっと気づいている中…食べきれるかな?って思ったの。みんなはおいしいって言うけど、もし自分の口に合わなかった時に残してしまったら、その残したものは全部食べなきゃいけないって…ちょいスパルタ?(笑)

頑張って食べようね、残さないようにしようねっていう運動が強かった学校だから。ごちそうさまでしたって給食の時間が終わっても残って食べることになるんじゃないかっていう想像が働いて。「ごめんなさい私はルー要らないです…」って言って、そこで拒否をしたの(笑)

もちろんその担任の先生も「いいの?本当においしいよ?みんなも美味しいって言ってるよ?美味しいよ、大丈夫?」「…ルーって何?」って…(笑) ソース美味しいよって呼びかけ運動してくれたけど、その時はもう「うん…ああ、大丈夫です!」って言って。私は味とか要らないんで…シンプルに行かせていただきたいんだって言って(笑)

本当に麺だけを取って…それで「手を合わせてください!いただきます!」の時に…もう6班ぐらい、ひと班6人ぐらいだったんだけど。その班の中でみんな…ブラウンカラーのソースと黄色の麺が合わさってるのに、ウチ卓だけ黄色の麺しかなかった(笑) コントラストが働かせてしまって…(笑)

もうね…めちゃくちゃツウなヤツみたいな…(笑) その時から麺マニアに目覚めてたみたいな…給食の麺マニアみたいになってて。そばつゆつけないでそばだけ楽しむみたいな…うどんの麺だけで「うーん、この麺はコシがあっていいねぇ」とか(笑) 「細麺だねぇ、これは…」みたいな、麺マニアみたいになっちゃって。

ってか、アレだよ…4月とか5月ぐらいの時だよ。みんな初めましての時…思っただろうね、同じ班になったヤツは。「なんてヤツの班になってしまったんだ…!」って思っただろうね(笑) それでも私はそれを貫き通してて。

あと何で偏食やったかわかんないけど…カレーあったかな?カレーはあったようななかったような。カレーは食べたことがあったのかな?カレーとかは大丈夫で。でも自分の中でも今でもえっと思う?偏食はあれかな。ミートソースのソースなし…(笑)パスタの本質みたいなのを食べてて…(笑) 麺だけを食べてて。

他にザ・好き嫌いみたいのはあったんですよ。それは…ネギとか人参とかブロッコリーとかピーマンとか。野菜は結構苦手で。うわ~…と思いながら食べてたんですよ。何が苦手だったかっていうと…主にネギ類とかだとサラダっぽいのに入ってるヤツとか。

野菜全般は食感がなんか嫌だって思ったんだろうね。些細なこと…今は慣れちゃったけど、当時やっぱ子供の頃って些細なこと、匂いとか慣れてない食感とか。変な苦みとか、味で…ピーマンとかそれじゃない。だから、それで結構、うわ~…ってなったりすることが多いじゃん。だから、ちゃんとそれが私にも働いて。

うわ~…って思いながら、のろりのろりと食べていたんだよ。でものろりのろりと食べてると…案の定、みんなでちゃんと一斉に給食の内容をちゃんと取りに行って、配膳をもらいに行って、「手を合わせください。いただきます」をてみんなでやるのに。「はい、ごちそうさまでしたの時間になりました。みんなで一旦ごちそうさま、しましょう。せーの、ごちそうさまでした!」ってなった時に、私はそこに残ってたの。

その後、残って食べてたの。だから、みんな完食して立ち上がってぞろぞろぞろって駆けてく中…私とか他の食べきれてない子、あと苦手なものを残して頑張って食べてる子とかがいたの。だからアレだよね…大会が始まってたよね、ある種の。ある種の大会みたいなのが始まってて。

もう第何十回目…誰が一番遅く残れるか、みたいなのが(笑) 予選を突破したの、とりあえず。まず予選突破した…「ごちそうさまでした!」でみんな立っていった人たちは私にとってはもう脱落者。みんな食べたんだね、私の戦いはこれから始まるんだから…って思って。

はい、皆さん予選落ちなんですね。私たちは覇者なんで…ちょっと食べさせていただきますよっていうので(笑) 食べ終わったらもう休み時間なんだけど、休み時間も大会だったの。大会の時間になってて。みんなそれぞれ…特にカレー以外の日?カレーとか揚げパンとかさ、ジャージャー麺とかさ、いっぱい出る中…ザ・バランスのいい食事とかだと必ず野菜があるじゃん。

そういう時はやっぱ大会が行われやすくて。結構ライバルがすごい多かったの。ライバル?(笑) 私を含めて…隣の男の子、後ろにいる女の子、その時は小学校1年生の時からだったから、あんま話したことがない子。今日は7人か…みたいな。意外といる!みたいな…(笑)

アイツ、強そうだなぁ~みたいな。あの子マジでヤバそうだなみたいな…(笑) あの子、半分ぐらい残ってるぞ!みたいな子とかもいて(笑) 大丈夫か、それは?みたいな。私の中でどっちが勝つかな?胃の容量とメンタルと嫌いな野菜どれが勝つかなと思ってムシャムシャ食べるんだけど。

「ムシャムシャ」とも行かないね…もう噛み締め噛み締めだよね。一口ずつ噛み締めるんだけど…やっぱなんか苦手だなって思ったし。しかもゆっくり食べるもんだから…ゆっくり食べるとさ、満腹中枢がさ。刺激されるわけじゃない。もうめちゃくちゃお腹いっぱいなわけのよ、こっちは。

でも、もう休み時間入って…これ、大会とか言ってるけど、実際は焦ってるからね。ヤバい…このまま掃除の時間に入る!とかって思いながら。で、休み時間の時間もあと半分ぐらいになったの。そしたら…第三次選考みたいな、第3ステージぐらいまで行ってるのよ、気持ち的には。

その中でまた脱落者が出んの…うわ~!あの子食べきったか~みたいな。あの子、今回速くね?!みたいな。ヤバい…あの子落ちたかー、みたいな。仲間じゃない…さよなら、みたいな子もいたりして。だから残るは3人みたいになってるの。隣の子と、まだ半分ぐらい残ってる男の子と私みたいになってるの。

ヤバい…これ決勝だ!って言って(笑) 決勝だ…タイムリミットも迫ってる中、決勝だ!誰が掃除の時間まで残るか…それがキモだって思いながら。ムシャムシャ食べて争てったの。でもお腹いっぱいになって…みんなぞろぞろと外にいた子が戻ってきている時間だから。

ヤバい…学校っていう社会の中において、私終わってんじゃないの?って思いながら、なんかちょっと涙が出てきて(笑) これ食べ終わるかな…ハハハって思って(笑) って思ってたら、後ろにいた半分以上残ってる子は全然進んでないから、もう泣き出してて(笑)

もう本当に食べれない~…みたいな感じで泣いてて(笑) あまりにみんなも泣き出すもんだから、もう担任の先生とかが「もういいよ、ごめんなさいして残しに行きましょう」って言って…あの大会は中止になって(笑) そのまま結局大会が中止になってそのまま残されるって事があって。

雨降ってきたから…自分の雨降らしてるから(笑) 「みんな、ごめんなさいして残しましょう」みたいな。「無理しなくていいから」って言って、大会も中止になることはよくあるんだけど。そういう日々が続いてたのよ。私は本当に結構…その時は食べるペースが遅めで。決勝戦まで残ることが多くて。

たまに一人だけ残って優勝者になるみたいなこともあって。うわ~と思って、それでそのまま先生に「はい、じゃあこのまま給食室行きましょう」って言って、給食室からその時のクラスがめっちゃ遠かったのよ。すごっ!優勝者のルートってこういう感じなんだ!って思いながら(笑) ウィニングランみたいな感じで…「ありがとう!ありがとう!」じゃないけど。サポートの先生と一緒に…マネージャーと一緒に、みたいな(笑)

ほら早く走りなさい!みたいな。早く行きなさいみたいな感じで。休み時間終わっちゃうよ、って言って。まあ実際焦ってるから、自分の中では。もうそのお皿が片付けられた瞬間、一気に解放を覚えて「はぁ…あと5分、ドッジボールしに行こう」って(笑) リアルにドッジボールへ走りに行ったりとかしてたんだけど。

そんな日々が…小学生だから続いてたわけなんですよ。嫌いなものは嫌いなんだから、それでもいいじゃんって思ってたんだけど…ふと、このまま小学2年生になるの?このままs小学4年生になるの?このまま小学6年生…このまま中学生、高校生…大人?サラリーマンとかになるの?ちょっとヤバいかもって思ってきて。

急にその思考に働いたの。確かに今まで私はその大会において数々の決勝を進んでて。数々のトロフィーをもらってきたけど…待って、このトロフィーっていうのは、本当に私にとって大切なものなのか?と思って。不安をすごい覚えて。このまま高校生とかより、お父さんお母さんみたいな大人になったら…大人になってなんか人参とか残してたらダサいんじゃない?って思って(笑)

好き嫌いない方がカッコよくない?ってなんか、その時、初めて気づいたの。好き嫌いないって「足速い」の次にカッコよくね?って思ったの。小学生は足速いがすべてだと思ってるから。でも私は足が遅かったから…自分に持ってるステータスはもうないと思ってたんだけど。意外と挑戦してみたら食べれるんじゃない?って思って。

ある日の給食の時間に…その日の給食もザ・バランスの良い食事みたいなのが出たの。こんにゃくの味噌汁みたいなのとか出たりして。人参とかね…味噌汁の中に入ってるわけよ。で、今までは結構うわ~ってなってたんだけど。

ある日「じゃあ手を合わせてください。いただきます!」ってなった時に、一口目に人参を食べてみたの。意外とイケるってなっちゃったの。えっ?て思うよね。自分でも、えっ?と思ったの。だって普通に食べれたんだよ。ムシャ…あ?うん?意外とイケない?ってなって。

だから今まで何で偏見してたか…普通に食わず嫌いだってことに気づいて。今までもたぶん食べてはいたんだろうけど…だからアレだよね、思い込みっていうか。あと周りがあまりにも苦しそうに食べるから、私も集団の思い込み、みみたいな。そういうもんみたいな風に思っててね。

美味しくないもんだって思って。周りがそう言うなら私もそうなんだって思って食べてたんだけど。ある日、周りの概念を壊して自らの概念を信じてみたら…イケる!ってことに気づいて。覚醒し始めたの、そこからで。それが覚醒したようにこんにゃくも食べて美味しいと思ったし。ネギとかも食べて…イケるじゃん!って思ったし。

ピーマンも食べて…イケるじゃんってことに気づいて。そこからどんどんムシャムシャと食べたの。激アツ展開だよね、自分の中で。ある日、ふと自分の中で眠っていた才能がパッと花開いて…開花したんだよね。そっからムシャムシャ食べ始めたら、なんと私はその教室の中で初めて一番早くに食べ終わったの!

ええっ!1番ビリから1番早く…極端だ!(笑) 一番早く食べ終わって…だって、隣の男子の子が今まで一番ずっとライバルとして戦ってたんだけど。そいつが「え?なんで食べれてんの?」みたいな目で見て「えっ、早くね?」みたいな。「ドーピング使った?」みたいな(笑) そういう目で見てきて。

自分でも説明できないから…「なんだろうねぇ」みたいな。そっけなく返して。本当にペロッと食べて。で、周り見たの…やっぱ私今日も遅かったんだろうなと思って見たら、その班の中でも一番早く食べ終わったし、その周りを見ても…私早い!周りが止まって見える!(笑) 周りがスロウに見える!ってことに感動を覚えて。

私の学校では給食を早く食べ終わったら席は立っちゃダメだけど、好きなことはしていいよって言われてたの。だから、借りてきた本とかを読んでいいってなってたの。だから、私は一番早くに食べ終わったから…借りてきた漫画とかをパッて読み始めて。みんなは机に向かって食事をしているというのに、私だけ本を開いていたの。

これが本当の優勝?!ってことに気づいてしまって(笑) これが本当の勝者!これが本当に1位を手にするということなんだと思って。今までの戦いは違ったんだ。あれは裏の戦いであって、本当の戦いはここにあったんだ…と思って。あれだよね、シンデレラストーリーを繰り広げてて…ジャンプみたいだね。

ジャンプの連載漫画みたいな感じで…(笑) ちょっとビリだった私がある日、覚醒して1位になった…みたいな、一話みたいな感じで(笑) ある日、覚醒して…「じゃあ皆さん、ごちそうさましましょうね。ごちそうさまでした!」の時に、席に立つっていう感覚を味わえたの。今まではずっとそこに情けなく、机に頭を向けることしかできなかったから。

これが勝者の感覚…これが、最初からドッジボールに参加できるという感覚!脳汁ジュワ~…みたいな感じになって(笑) これがまぐれかなって思ったんだけど。そっから、来る日も来る日も、私はいの一番に食べ終わったの。残さず食べ終わって…そこからもう小2、小3、小4、小5、小6、中学。

高校はお弁当だからそんなのない…で、今は人が残した物までも手をつけるようになってしまった(笑) そういうモンスターになってしまったということだから…(笑) 人って、偏見が良くないんだなって気づいたし。私にはこんな力が眠ってたんだ!って思って。思い込みって良くない…っていうか、思い込みってするもんじゃないんだねって思って。

そういうキャラなんです…今、私は(笑) 今、そういうキャラになってしまったんです…実は。そういうのを経て、私は満腹大魔王になってしまったんですね。だからね、みんなもね、思い込みには気をつけたほうがいいよ。

で、ちなみにだけど…私、パスタの中では一番ミートソースが好きだよ。 あの頃、拒否していたのに。やっぱ麺だけはね、もう美味しくないよ。塩で茹でてるとしても…ミートソースはあったほうがいいよ。だからね。みんなぜひあの好き嫌いはなくしていきましょう。

海外ツアーがあるしね。海外ツアーで…今のところ「パッタイ」しか知らないから(笑) 謎のご飯…これなに?!みたいな。名も知らない、聞いてもわかんない…知らない言葉だから。それをまずたぶん知らないから、凝視すると思うけど。それもガツガツと食べれて、本当の覇者になる時がね…それを目指してね。

だから裏テーマだよね。まず世界ツアーではAdoの名前を馳せて、頑張って公演をするってことだけど。裏テーマはもう世界大会に…(笑) ご当地晩ご飯をムシャムシャ食べて、世界1位になるということ。どうやって出るの?そしたら…(笑) どうやって出るの? 紹介のされ方わかんないけど…(笑)

いっぱい食べるだけなんだけど、別に…(笑) それを目指して、裏テーマとして…大人になったからね。大人テーマはそれで頑張っていきたいなって思うから。みんなもね、好き嫌いはせず、偏見もせずに食べると世界観も広がったり。もしかしたらね、あなたの中に眠っている才能がパッと開花する時があるかもしれないんでね。

食事は楽しんでいきましょうということで、ここで一曲聴いてください。ラマーズPで「ぽっぴっぽー」。

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