あの アイドルグループに入った経緯を語る。

2023年8月18日、ABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」にて、あのちゃんがアイドルグループに応募して加入することになった経緯を語る。

あの:たまたま…アイドル募集が(ツイッターで)流れてきて。で、そこに「バンドやりたい人」とか「音楽が好きな人」「学校行ってない人でもオッケー」みたいな感じで。それで僕もう…このままだとヤバいかな?と思ってたから。それを応募して。

東野幸治:あ、なるほど。 この前やったら、ホンマに世の中のところに出て行かなくて終わっちゃうと思ったから。勇気持って?

あの:そう。

東野幸治:(引きこもりだったから)そのオーディションで初めて…家出て行くの?

あの:オーディションといか…メールを送るだけだったんで、顔の写真と。で、「来てください」って言われて。

東野幸治:それは顔の写真はどこで撮るの?

あの:顔の写真…ママとかが撮ってくれたヤツ。

東野幸治:ママは喜んでくれてんの?「よかったね!がんばりや!」って?

あの:いや、黙って送りました…(笑)

東野幸治:写真は「とにかく撮って」って?(笑)

あの:前の…過去のもの。

東野幸治:ママが撮った過去のヤツを送ったら通った?

あの:通ったけど…家から出なきゃいけないんだ、東京まで行かなきゃいけないんだ、ってなって。メールは無視しました。

東野幸治:やっぱりやめよう、って?

あの:やっぱやめよう、って。でも…十何通も来て。「お願いなので来てください」みたいな。

東野幸治:それだけ惹かれるものがあるというか、興味っていうか…逃げていくものを追っかけますからね、業界の人って(笑)

あの:そうそう…それでしつこいから、頑張って。親とかにも内緒で行って。

東野幸治:親も引きこもりの子が家居れへんってビックリしたでしょうね。急に黙って何も言わんと飛び出したの?

あの:飛びました。

東野幸治:夜中?朝方?

あの:朝方ぐらいに…

東野幸治:何着ていくの、引きこもりの子が?(笑)

あの:普通の、本当に…しまむらとかの。

東野幸治:しまむらの服着て…(笑) 別に可愛いとかそういうんじゃなくて、とにかくしまむらの服着て、歩いて、最寄りの駅行って。そこからアプリで「東京 行き方」…

あの:電車がまず乗れなくて…

東野幸治:なんで?

あの:わかんないから。

東野幸治:どこに向かってるか…でもアナウンスずっと聞いてるか、ドアの上のところにどこどこって書いてるやん?

あの:それで…間違えて、阿佐ヶ谷だったのに原宿で降りちゃって。原宿ならなんか知ってる、聞いたことあるって思って降りちゃって。そこからまた迷子になって。

東野幸治:でも引きこもりやし、内弁慶やから人に聞かれへんでしょ?

あの:聞けないですけど…

東野幸治:どうしたん?どうやって阿佐ヶ谷行った?

あの:泣いて、泣きながら…ネットは得意だから検索して行きました。

東野幸治:半泣きで?(笑)

あの:もう半泣きで。で、阿佐ヶ谷着いて、ライブハウスに着いたら…どこ?ってなってたら、当時アイドルのファンの人が「ここ見に来たの?」みたいな感じで教えてくれて。そこでプロデューサーと会って。

東野幸治:あー、なるほど。やっと来てくれた!みたいなんで…で、合格?

あの:で、下ずっと向いてたんですけど…他の方はなんか歌審査とか色んな審査がある中で僕は行っただけで合格…(笑)

東野幸治:腹立つわ…!俺がアイドルの女の子で夢見たらめちゃくちゃ腹立つ!(笑)

あの:合格とか言われちゃって…(笑)

東野幸治:クッソ腹立つわぁ!(笑)

あの:言われちゃったもんだから…(笑)

東野幸治:別に歌えるわけでもない、踊れるわけでもない、ずーっと下向いて。声も聞こえへんし。

あの:そうなんです…

東野幸治:横の俺なんか…「はい!はい!」とか「頑張ります!」とか「何でもやります!」とか「水着オッケーです!」とか言うてて…不合格なって。

あの:そう…(笑)

東野幸治:で、下向いてなんかもじもじしてるヤツが受かる…

あの:そうなんです。

東野幸治:まあ、しょうがないよね、こればっかりは。

あの:だから当時、落ちた子がブログとか書いてました。

東野幸治:悪口?

あの:悪口じゃないけど「屈辱」みたいな…(笑)

東野幸治:屈辱…(笑) 「なんだアイツ?あの背の高い下向いたヤツ。猫背の女、許さねぇ!」…(笑)

あの:「許さねぇ」とかじゃないけど…(笑)

東野幸治:それはまぁ…今となってはわかるやん?その子の気持ちもね。それでグループになって引きこもりから出て行くんだ。

あの:そうです。そこからもう東京行って、ダンスレッスンとか…

東野幸治:それは楽しいんだ?

あの:いや、しんどかった…こんなことしなきゃいけないんだ、みたいな。

東野幸治:それは通い?

あの:通いです。

東野幸治:お金ないでしょ、そんな?どうすんの?親?

あの:親に助けてもらって…

東野幸治:でも親は嬉しいよね?

あの:親からしたら、あんなにずっと引きこもってたから…

東野幸治:めちゃくちゃ嬉しいと思うよ。親、見に来たの?一回でも…ステージ。

あの:今までの人生で?

東野幸治:うん。

あの:来てます。

東野幸治:泣いてんちゃうん?最初のステージ見たら。

あの:わかんない…けど、本当自己肯定感が低くて、本当にゴミクズぐらいの気持ちで僕を見てたのに、すごく今は「立派になって」みたいな。

東野幸治:あははははは。でしょ?実家帰ったりとかしたら色紙があったりとか。お父さんも…なんかそんな感じちゃうかったやん、ってぐらい明るく接してきたりとか。

あの:そうです。

東野幸治:でもそれみんなそうやから…しょうがないよね(笑)

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