田中みな実 ベースメイクのこだわりについて語る。
2020年9月26日、TBSラジオ「ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム」にて、田中みな実がベースメイクのこだわりについて語っていた。
田中みな実:私、青白い感じに憧れるんです。
ジェーン・スー:はいはいはい。健康的な感じよりも?
田中:そう。朝礼で倒れちゃう感じの。
ジェーン・スー:あはははは。
田中:儚げな。
ジェーン・スー:はいはいはい。
田中:そういう人に憧れるんだけど。青木(裕子)さんと「サンデージャポン」という番組をやってたから、あれってリハーサルもあったりしてアナウンサーは早く入るんですよ。
ジェーン・スー:うん。
田中:7時前かな?
ジェーン・スー:あー、そんな早いんだ。
田中:そう。メイクもあるし、リハもあるし。だから早く入ると青木さんっていっつもイイ意味でっていうとアレだけど・・・青白いんですよ。
ジェーン・スー:ほー。
田中:外国人みたいな肌の感じなんです。それが羨ましくて。で、青白くなりたいって思ってブルーのベースとかを仕込んでみたりとかしたわけです。
ジェーン・スー:えーっ。
田中:で、青木さんって青白さが嫌だから、青木さんは青木さんで変わってるから・・・一番濃い色のファンデーションを塗ったりとかして。
ジェーン・スー:そういう印象!あの人、肌が焼けてる印象!
田中:なんか謎なんですよ、青木さんって。
ジェーン・スー:元々そうじゃないんだ。
田中:小麦肌に憧れてるんですって。
ジェーン・スー:あー・・・
田中:当時はね。当時は、小麦肌に憧れてるから一番濃いファンデーション使いたいって言ってメイクさんが絶句するっていう・・・
ジェーン・スー:首と違っちゃうからね、色ね。
田中:そうそう。「青木さん、たぶんそういうことじゃないです」「えっ、いいの!私は小麦肌に今憧れてるの!」って言って一番濃いファンデーション塗ったりとかしてたんだけど。私は逆に青木さんその青白い感じ、儚げで透き通るような感じに憧れたから・・・それを体現しようと思ってコスメ買い漁ってました。
ジェーン・スー:あー、じゃあマネをするじゃん?失敗もするじゃん、そうすると。
田中:失敗します。
ジェーン・スー:そっからどうやって軌道修正するの?
田中:客観性を持つことですよね、まずは。マネっ子してて段々その人になれるわけじゃないし、その人になりたいわけでもないからエッセンスをかいつまんでるわけですよ。色んなところから。
ジェーン・スー:うん。
田中:青木さんの青白さみたいなものも失敗するわけですよ。
ジェーン・スー:そうだよね。青いベースだったらね・・・(笑)
田中:そう、めちゃめちゃ顔色が悪くて。
ジェーン・スー:あはははは!
田中:そうするとピンクのベース塗ってみたらどうかな?とか。コントロールカラー、あらゆるモノを試すわけですよ。
ジェーン・スー:おー、やるんだ!
田中:今度はピンク、今度はラベンダー。ピンクにしたらピンクにしたで、今度はピンク肌では元々ないから浮いちゃうわけです。白浮きしちゃった。
ジェーン・スー:あー、なるほどね。
田中:じゃあ間のラベンダーを選んでみる。で、ラベンダーは意外としっくりくるなぁ、とか。
ジェーン・スー:おー。
田中:で、コントロールカラーを塗ると、通常のファンデーションを塗るとよりトーンアップされてしまうから、じゃあファンデーションの色を落としてみよう。
ジェーン・スー:はいはいはい。
田中:で、ファンデーションを色が明るい・濃いだけじゃなくて、キミー系だとかピンクみを帯びてるとか、色んなベージュ系とかね、色んなパターンがあるわけですよ。それも全部試してみたくなっちゃうわけです。
ジェーン・スー:うん。
田中:だから全色買いそろえるの。
ジェーン・スー:やるのね。
田中:はい。探求心?
ジェーン・スー:使い切んないヤツ、どうしてるの?
田中:混ぜたりとか・・・
ジェーン・スー:あー、なるほどね。
田中:あとはしっかりカバー力のあるファンデーションは実はアザを隠すのにも良かったりして。コンシーラーで足のアザを隠すと明らかに隠してますよに見えちゃうから。
ジェーン・スー:はいはい。
田中:ファンデーションを重ねるとより自然だったりするわけで。
ジェーン・スー:とにかくトライアル、エラー、そして観察。
田中:そう。あとファンデーションは一年経ったらもうお別れしてます。どんなに合うものでも。で、新しく新調してます。
ジェーン・スー:なんかさ、プロジェクトXでさ、町工場がNASAの部品作ってる話みたいだよね。
田中:あはははは!
ジェーン・スー:これを試した。あれを試していた。とか。
田中:そう。でもそういうことなの。
ジェーン・スー:工場長だったんだね。
田中:トライ&エラー。私は工場長。
ジェーン・スー:ふふ・・・(笑) 田中みな実という工場の、工場長です!
田中:そういうことです(笑)