田中みな実 TBS退社後に女優業を始めた理由を語る。

2023年7月29日、TBSラジオ「ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム」にて、田中みな実がTBS退社後に女優業を始めた理由について語っていた。

太田光(爆笑問題):局アナ時代に一緒に仕事やってた時に、それこそ…原稿読みは誰にも負けないとかさ、すごいこだわってたでしょ?アナウンス力みたいなのに。

田中みな実:はい。

太田光(爆笑問題):だから女優になるっていうのは…俺からしてみたらすごい意外というか。ずっとこの人はアナウンサーで…極めるっていうかさ。頑なにそうだったイメージがあるからさ。

田中みな実:そうですね。

太田光(爆笑問題):どういう変化なのかな?って…不思議だよね。

田中みな実:そうなんです。色々と気持ちに変化があったので…そのあたり、お知らせの後にお話して行きます。

太田光(爆笑問題):さすがアナウンサー。

田中みな実:ふふ…(笑)

(※中略)

田中みな実:先週に引き続きゲストは爆笑問題・太田光さんです。宜しくお願いします。

太田光(爆笑問題):どうもお邪魔してます。

田中みな実:そうなんです、オープニングで太田さんがちょこっと言っていただいたんですけど…女優になるっていう覚悟を持って、っていうよりかは、当然アナウンサーとしてもっともっと仕事の幅を広げようとしてフリーになったんですよ。

太田光(爆笑問題):極めようとしてたよね?

田中みな実:ところが…いざ局を辞めてフリーになったら、自分が丸腰であることに気づいたっていうか。

太田光(爆笑問題):へぇ~!

田中みな実:だって…他局のアナウンサーに勝るものってないわけですよ。

太田光(爆笑問題):おお…ああ、そうですか?

田中みな実:そう。だから、結局呼ばれる番組でトーク番組で…

太田光(爆笑問題):ああ…要するにアナウンサーとしての仕事は出来ないってことか。

田中みな実:そう!全くいただけなかったんです。

太田光(爆笑問題):そうかそうか。

田中みな実:でも、そりゃそうだよなって…ちょっと経ってから気づくんですけど。

太田光(爆笑問題):確かにね。

田中みな実:でも、あの時の「サンジャポ」をやらせてもらった時の自分は…「これで外に出たらもっともっとアナウンサーの仕事ができて色んな現場を踏める!」って思ったし。

太田光(爆笑問題):うん。

田中みな実:それこそ朝の番組とか、そういうのの顔にもなれるかもしれない!っていう意欲が凄いあったんだけど。

太田光(爆笑問題):うん。

田中みな実:でも…教えてくれる人もいなくなるわけですよ。

太田光(爆笑問題):うん、先輩とかね。

田中みな実:そうすると技術も衰えるわけですね。

太田光(爆笑問題):ああ、そうなんだ!

田中みな実:そうなんです。そしたらもう…プロフェッショナルは名乗れないじゃないですか。

太田光(爆笑問題):はぁ~…やっぱ自分に厳しいね!みな実ちゃんはやっぱりね、そう考えるとね。

田中みな実:だからアナウンサーって名乗っちゃいけないなって思ったんです。フリーアナウンサーという肩書きが、なんか…モヤモヤし始めて。そもそもフリーアナウンサーでなんだろう?みたいな。

太田光(爆笑問題):うんうん。

田中みな実:局を辞めた人だから、「元アナウンサー」でしかないんじゃないかって思い始めて。で、その肩書きすらもなんか申し訳なくなってきて…TBSをずっとなんか利用してるみたいな気持ちになって。

太田光(爆笑問題):ああ…

田中みな実:だから…肩書きなしでできれば出たいって。

太田光(爆笑問題):で、女優で…行ったわけ?

田中みな実:でも女優業も自分で選択したわけじゃなくて…2019年に、たまたまお話いただいて。で…「嫌だ」って言って。

太田光(爆笑問題):必ず最初は嫌だって言うんだね?

田中みな実:嫌だ、って言ったのは…私に来たお仕事だから。ニュースキャスターの役?

太田光(爆笑問題):ああ…そうかそうか。

田中みな実:ドラマの中のアナウンサーの役、レポーターの役とか…そっち系かな?って。そういうのだったら何回かやったことあるから。そういうのかなと思ったら「5人いる女性の主人公のうちの一人」だって言われて。

太田光(爆笑問題):おお~、大抜擢だ。

田中みな実:「無理です」って言うじゃないですか。そんなのやったことないし。連ドラだし…そんなの無理です、って言って。お戻したんだけど…東海テレビさんがすごく誘ってくださって。で、当時の社長に「一回やってみて嫌だったらもうやらなくていいから」って言われて。

太田光(爆笑問題):うん。

田中みな実:「一回、食わず嫌いせずやってみようよ」って言ってもらって、やってからずっと続いてるんですよ。

太田光(爆笑問題):やったら面白かったわけだ。演技の魅力に気がついたというか。

田中みな実:やらせてもらったら…できないことが多すぎて。

太田光(爆笑問題):あー…そっか。そこでまた、やってやろう根性みたいなになったんだね。

田中みな実:悔しくて…でも、やり直しが効かないじゃないですか。バラエティだったら次の収録でもっとこうしようとか、改善点がどんどんあるんだけど。でも、連ドラもやってるうちに修正できるものもあるんですよ。オンエアと撮ってる時期がかぶってれば。

太田光(爆笑問題):うん。

田中みな実:だけど…また同じことって繰り返しできないから。じゃあ、次の作品にいったときにここを意識してやってみようとか…そしたらもうエンドレスなわけですよ!

太田光(爆笑問題):ああ…

田中みな実:どんどん課題が生まれて、どんどんやれないことが増えて。やればやるほど…

太田光(爆笑問題):難しくなってくんだね。奥が深いしね。

田中みな実:難しくて…そうなんです。だから…最初はわからないことがなんだかわかんない状態だったのが、今は分からないことがわかってきて…もう分かんない!っていう状況です。

太田光(爆笑問題):ああ…じゃあまだ進化の過程にあるってことだ。

田中みな実:だからめちゃくちゃ楽しくなってきました。

太田光(爆笑問題):だけどそれやっぱ真面目だよね。その自分の肩書きはフリーアナウンサーって…中途半端で名乗れないっていうのはさ。恵(俊彰)は…なんでそれを「お笑い」だって、アイツはいまだにさ、名乗るのかってことにもつながるじゃん?

田中みな実:いや…ちょっと本当にやめてください!(笑)

太田光(爆笑問題):それを暗に言おうとしてるよね?

田中みな実:いや、言ってません!私、言ってません!

太田光(爆笑問題):アイツ、ネタやってねーじゃん?みたいなことだよね??

田中みな実:違う違う…私は言ってない。しかも…恵さんにもすごくお世話になったし。

太田光(爆笑問題):あははははは!

田中みな実:私、「(東京)フレンドパーク」の最後のアシスタントなんですよ。

太田光(爆笑問題):あ、そうなの?(笑)

田中みな実:そうなんです!で、「フレンドパーク」の最終回で…誰よりも泣いて。関口宏さんに「君がそんなに泣いたらみんな泣けないだろう!」って言われて…(笑) リーダー(渡辺正行)に引かれちゃって…(笑)

太田光(爆笑問題):あはははは!

田中みな実:…っていう、恵さんにはすごいお世話になって。ホンジャマカさんには。

太田光(爆笑問題):でも関係ないよね、それは。

田中みな実:関係ない…?(笑)

太田光(爆笑問題):やっぱり自分に対する厳しさっていうかさ…「俺は悪いと名乗っていいのだろうか」って考えるべきだっていうことを俺に言わせようとしたよね?今。そのフリだったんでしょ?

田中みな実:そんなことない…(笑)

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