Ado 自分の歌声について語る。

2023年7月17日、ニッポン放送「Adoのオールナイトニッポン」にて、Adoが自分の歌声について語っていた。

Ado:楽曲とかだと、結構前とかに旅行するのが割とスタンダードというか…そうじゃないと、いきなりできるもんじゃないですから。楽曲の録り溜めっていうのは、アーティストさん、歌い手さんでは普通のことだと思うんですけど。

私、Adoの場合だと…時期とやってることにもよるんですよね。スタンダードな自分の楽曲とかだと…リリース2ヶ月ぐらい前にはもう音源が完成しててっていう感じで。それこそストックで、スタンダードな新曲みたいな感じで録っているものだと…意外と7ヶ月前のとかもあって。

でも7か月前だとね…意外と変わるもんで。意外と自分の中でガラッと変わってるもんで。久しぶりにその7ヶ月前に取った曲を聴き直すと、なんかしっくりこない…今の方がもっと上手く歌えるなー、みたいな。今だったらこうやんないな、とか。なんでこうやって歌い回さないの?みたいな、感じになって。

だから意外と自分って成長してるもんで。7ヶ月前の音源を聴いて今の自分がそう感じちゃうと、それは録り直すべきだ!って言って…そうなった場合は録り直しっていうか、リテイクして、っていうのをやったりしますね。だからリリースするならリリースする…みたいな風にやらないと意外と大変だったり。

タイアップでお仕事やらせていただく時も意外と半年前の音源だったり…。カツカツだったなっていう時もありましたね。毎日のように録るみたいなこともあったりして。余裕がある時もあるし、バタバタの時もあるっていう。

皆さんが例えば、最新曲だと「向日葵」とかだと…「向日葵」は最近録ったんですけど。でも「向日葵」より前の楽曲が常に最新の時期に録ったものかって言われたら全然そういうことでもないっていうのもあったりして。

だからいずれ皆さんの耳が肥えてきてさ、「今日の新曲のAdo、なんかヘタじゃね?」みたいな時とかあったら…(笑) 皆さんの耳も鍛えられていいんじゃないの?って思うんですけど…(笑) そういう人はまだいないからね…いや、まだまだだね、まったく(笑) みんなでレベル上げていかないとさ…どうなのかしら?って思うけど(笑)

言われたらダルくないの?…ってそれは確かに(笑) 言われたらダルいよ! 言われたらダリぃな!って思うよ、ごめんなさいだけど(笑) ごめん、言われたらダルい。「なんかさ、今日の新曲上がったけどさ、なんかヘタだったね、歌w」…はぁ~?!(笑) なんだよお前!まったくもう!って(笑)

「今日さ、上がった新曲さ、ちょっと昔っぽくない?歌い方。ちょっと歌い方古くない?」…はぁ~?!死ぬ気でやってるんですけど?!なんですか、あなたは?!まったくもって失礼ね、アンタ?!っていう…結局キレるから…(笑) やっぱ言わないで…(笑) やっぱ言わないでいいや(笑) 心の中に留めておいて…ごめん、ウソウソ(笑)

皆さんもありません?私はもう慣れましたけど…自分の声を録音して聞き直したときに「あれ、こんな感じだっけ?」ってなる現象。初めて自分の声を聞いた時の「ええ…自分ってこんな声してんの?」っていう、あれ。「もっとイケてるはずなんだけど…」っていう(笑) 「あれ…こんな悲惨だったの?」みたいなあの現象。

私だってね、ありましたよ。初めて録ったのはなんだろう…(ニンテンドー)DSになんかボイスメモみたいなアプリみたいなソフトがあって。声で遊ぶ…声とかをスローモーションとか、ボイスチェンジャー機能が付いてるソフトがあって。

それで自分の声を始めて録音した時、「何これ?誰…?」みたいな感じになって。すごいショッキングだったな、ていう。自分の顔を鏡で見るのとはね、全然違う。だって自分の物を見てるってはずなのに…自分を見てるはずなのに、自分の声を聞くっていう感覚ってこんな違うんだっていう。はぁ~…鏡のように上手くはいかないもんなんだなーっていう風に感じつつ。

この感覚は今ないっていうのはやっぱりでも慣れですよ、慣れ。やっぱね、慣れていくもんで。全然、今はこういう声を出したいっていう声を出して…「あー、よしよし。できtる」みたいな。「よし、こういう感じの声で行くぜ」みたいなテイクが録れるからいいんですけど。

だから慣れるといいなと思うし、やっぱり歌を歌いたいって人ほど最初は自分の声でショッキング受けるんじゃないかなって思うけど。もしこれから歌を始めたいんですよね、って思っている方は、それは耐え抜いて頑張ってほしいなって思いますね。

でも自分の声をこうやって録音していって…こうやって活動して今になってますけど。自分の声に慣れたっていっても、自分の歌声を形成していった自覚っていうのは正直、結構薄くて。いつの間にかこういう歌い方になってたっていう感覚だから。

このパズルのピースとピースと…で、これで合わせてこれ!っていうんじゃなくて。なんか気づいたら拾ってて、なんか気づいたらついてて…これが自分でーす、みたいな感じになってたから。そこは「どうやってそうなったんですか?」って聞かれても、結構難しいというか。そんなのわかんないよ…っていう(笑) アンタが分からなくてどうすんねんっていう…(笑) そういう風になっちゃうんだよね。

もう数こなしただけなんすよ、っていう…(笑) それだけなんです!って…(笑) わかんないです!って…(笑) 知りたい!って…タイムマシーン欲しい!っていう(笑) 覗きたい録音中の自分を、っていう…感じであるから。

こうやって声に出して録音してって、アウトプットも大事だけど。結局、インプットをたくさんするっていうのも大事なのかなって。他の人の「歌ってみた」を聞いたりとか、私の場合は。大好きな歌い手さんの、この曲のこの声のしゃくりとかどうやってやるんだろう?やってみよう!みたいな。この曲の、このガナリ…どうやってやるんだろう?自分でやってみようかな?みたいな感じでやって。で、それを録音して…なんか違うなっていうのを繰り返すみたいな。…のを、私はやってで今に至るっていうのがあるかなって感じで。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です