あの 両親と見たクリープハイプのライブに涙。

2023年7月11日、ニッポン放送「あののオールナイトニッポン0」にて、あのが両親と見たクリープハイプのライブを見たことを涙ながらに語っていた。

あの:(尾崎世界観の)ライブを見たいから。客席行って…僕はまぁ一応ね、客席の後ろから見たけど。で、ちょっと3~4席前ぐらいに見たことある感じの後ろ姿だなーと思って。僕の両親で…ええっ?!と思って。僕、両親2人が来るとか…なくて。あれ?とか思って、声掛けに行ったのね。

そしたら…周りも人いるから手だけ挙げたら…目の前、隣まで行って。マスクしてたんだけど…手挙げたら気付かれなくて。「うん?」みたいな、「誰ですか?」みたいな顔されて。だから「僕、僕…」って言ったら、「僕…?」みたいな…(笑) えええ?!って(笑) えっ、娘…娘なんですけどって思いながら。

マスク外したら。「あ~!」みたいな(笑) ええっ?!と思って(笑) なになに?ってなって…てか、僕そんな見た目変わってないじゃん?変わってないよね?でも正直全然会ってなかったから…それで気づかなかったのかなーと思ったけど。僕、変わってないから…何年も。

そしたら…「クリープハイプ見に来た」みたいなこと言ってて。何コイツ…とか思いながら(笑) でも僕が中学生ぐらいとかから本当にクリープハイプだけを聞いてたというか。本当に夜な夜な家でも聞いてたし。たぶんどっかのタイミングでママとかにも教えて…一緒に曲聞いたとかもあったんだけど。それでようやく生で見れるみたいな感じで…(笑)

とにかく「クリープハイプ見たら帰るから」とか行って…(笑) いや、知らねーよとか思いながら…(笑) また戻って…(ピース)又吉さんのネタが始まって…又吉さんも出てたの、その時。又吉さんが…クリープハイプに繋げるようなすごい素敵だし、面白いネタって…高度なネタをしてて。すごいイイ繋ぎだなーとか思ってて。

そしたらクリープハイプさんが始まって。「身も蓋もない水槽」から始まったの。めっちゃかっこよくて!僕、大好きでその曲。本当にそれこそ中学生の時、もう死ぬ程聞いたし…夜とかもなんか家に帰りたくないっていう時とかも、駅のホームにずっといる時とかに流して聞いたりしてたから。

うわ~かっこいい~と思って。イントロ流れた瞬間、シビれる!とか思って…それを聞いて。で、途中「HE IS MINE」っていう曲が流れたのね…もっと曲数あるよ?でも途中で「HE IS MINE」が流れて。この曲って途中で、ライブで定番なんだけど…「セックスしよう」っていうセリフをみんなで、お客さんで言うっていうのがあって。

いやー、待て…いつもはいいけど、この曲、両親の気まずっ…と思って。気まずいな~、3席ぐらい前にいるな~、うわ~…視界にどうしても入るから。後ろの席の…ゲスト席とか、僕の席は人が前になくて、一列。で、その前の前にいたから…ああ~、みたいな。めっちゃ視界に入る…でも、尾崎さんの煽りでいい流れが出来て、ついにみんなで「せーの…セックスしよう!」って流れて。

パパ見たら拳掲げてた!(笑) 叫んでんじゃねーの、これ?と思いながら(笑) めっちゃ楽しんでるじゃん!楽しんじゃダメ…(笑) めっちゃ拳掲げてた。いやー、すごいね。見たくなかった、その姿。父が「セックスしよう」ってところで拳掲げてんの。本当にとんでもない組み合わせだった、「HE IS MINE」とその両親は。

気にしろよ、と思って。娘が後ろに居るんだからよー、おい!と思って(笑) ちょっと混乱したところで…最後は又吉さんのリクエスト曲みたいなので、「二十九、三十」って…僕が前ね、オールナイトニッポンで弾き語りさせてもらったんですけど。その曲もやってくれて。

でも本当にこれこそ、やっぱ高校生とか…それじゃなくても、それ以降、この仕事始めてからもずっと…学校行けてなくて、何もできなくて。前に進めて無いような日々。で、学校行っても存在消すだけかしかできなくて。息してる気分じゃなくて。でも、その頃はお笑いとか…そういうクリープハイプとか、そういう存在にすごく助けられてた時期だったから。

…で、親が前にいて。親も正直、去年とかかな?耳の病気とかでちょっとデカい手術してて。もう音楽も聞けなくなっちゃう…とかいう時期もあったんですけど。それは無事に成功して、こうやって僕と同じフェスに出て。なんか…同じ空間、同じ会場で、あの時聞いてた曲を今この瞬間に聞けてるってことで本当に涙が止まらなくて…泣いちゃいそう!(笑)

本当に…あの時、逃げなくてよかったなーとか思ったし…(笑) それがあるから…今歌ってくれてる、ステージ立ってくれてることがすごく嬉しかった(笑) 嬉しかったです…(笑) 感想文になる…(笑) 嬉しくて…自分も少し親にも恩返しできたかなとか思ったし。そんな一曲だけで救われる瞬間があるなと思って、音楽…好きだなって思った。

でもその最後…やっぱ「セックスしよう」でパパが拳上げてるの思い出してめっちゃ冷めて涙サーッて引いた(笑) でも本当に情緒が、感情がこうグワングワンしたライブだったから…フェスの数曲だったとしても、こんなに人の感情って動くんだって思って。本当に良いイベントでした。

またね…もし来年あるっぽいんでね。ぜひ出たいなって思ったし。僕もそういうライブができればいいなって思いました。すごい良いバンドなんだよ、良いバンドだけど「セックスしよう」って言わせてくんのよ(笑) それだけは両親いないでほしかったなと思ったけど…とても良いイベント、良いフェスでした。じゃあ聞いてください。クリープハイプで「二十九、三十」。

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