サーヤ(ラランド) 芸人を目指したきっかけを語る。

2023年12月13日、ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」にて、ラランド・サーヤが芸人を目指したきっかけについて語っていた。

佐久間宣行:そもそもさ、なんで…誰に憧れて芸人になろうと思ったの?

サーヤ(ラランド):誰に憧れて…?

佐久間宣行:それがわかんない。だってお笑いサークルに大学で入るってさ…サーヤたちの頃ってもうメジャーだったの?

サーヤ(ラランド):いや…

佐久間宣行:そうでもないよね?

サーヤ(ラランド):弱小サークルでしたね、上智のお笑いサークル。

佐久間宣行:そうだよね。上智のお笑いサークルって聞いたことなかったもん。ほぼ早稲田とかぐらい…

サーヤ(ラランド):そうです。早慶が強いんで、お笑いのサークルは。

ニシダ(ラランド):結局早慶が強いんですよね、お笑いも。マジ腹立ちません?

サーヤ(ラランド):全部そうなんですよ。

佐久間宣行:あはははははは!

サーヤ(ラランド):腹立ちますよ、本当に。野球と一緒だよ。

ニシダ(ラランド):甲子園も慶応勝って。

佐久間宣行:ああ、そうね。確かにね…夢がない時代になってるな。慶応が全部勝っちゃうっていう…(笑)

サーヤ(ラランド):慶応ボーイが強いですよ、結局…どこ行っても。

佐久間宣行:上智でお笑いサークルなんて聞いたことないから…何に憧れて?

サーヤ(ラランド):私はずっと…小っちゃい時。メジャーなアニメを一個も知らなくて、私。コナンとポケモンとかああいうの全部わかんないですけど。

佐久間宣行:うん。

サーヤ(ラランド):その時期に何してたかな?って考えると「ごっつ(ええ感じ)」見てたんですよ。近くのレンタルビデオショップに…まだビデオの、VHSの時に「ごっつ」全部あって。それを借りて毎週見るっていうのをやってて。

佐久間宣行:うん。

サーヤ(ラランド):そこの店が潰れるってなった時にDVDに変わってて。それ全部買い取って…それを中学までずっと見るんですよ。幼稚園から中学まで。

佐久間宣行:はぁ~…

サーヤ(ラランド):っていうのを繰り返し繰り返し見る…みたいな生活をしてて。で、本当は…私、小っちゃい時に子役やってたんで。芸能界にいたかったんですけど、親が「義務教育受けろ」っつって辞めさせられて…(笑)

佐久間宣行:子役っていつからいつまでやってたの?

サーヤ(ラランド):2歳から4歳、5歳ぐらいまでいて。割とサスペンスとか出てたんですよ。で、このままいけば売れるみたいな段階でやめさせられて…(笑)

佐久間宣行:自分の中でもイケるかもっていう風に乗ってたんだ、子役として。

サーヤ(ラランド):乗ってました。ポテチのCMとかも出てました。

佐久間宣行:ええ~っ!

サーヤ(ラランド):「ディズニー」っていう雑誌あるじゃないですか。ディズニーが発行してる。あれもずっとレギュラーで出てて。

佐久間宣行:じゃあ、もう子役のエリートだったんだ?

サーヤ(ラランド):エリートだったんです。このままいけば…みたいな。で、やめさせられて…小っちゃい時、テレビ見てるとあの時一緒にやってた子がめっちゃCM出てて…「はぁ?」みたいな。出てんじゃん、って。

佐久間宣行:私の方が上だったのに…って?(笑)

サーヤ(ラランド):私の方が上だったのに…抜かされた!(笑)

ニシダ(ラランド):5歳でその気持ちあるんだ…(笑)

サーヤ(ラランド):5~6歳で思った、屈辱を…(笑)

ニシダ(ラランド):良くないな…5歳でその感情芽生えるの、なんか良くなさそうだけど。

佐久間宣行:すごいな…

サーヤ(ラランド):っていうのがあって。なんとなく芸能界行きたいっていう雰囲気あったんですけど。中高が…出ちゃいけないっていうルールがあって。

佐久間宣行:ああ~、あるね。

サーヤ(ラランド):ハイスクールマンザイとか出れなくて。じゃあ大学からだなって、勉強頑張って。上智入ってすぐお笑いサークル入って…っていう感じなんですよ。で、先輩に「太ってるヤツか外国人呼んできて」って言われて。キャラが欲しい、みたいな。サークルに。

佐久間宣行:なるほど。

サーヤ(ラランド):いたっけな…?と思って。学科にそういえばニシダってヤツいたなと思って声かけて、一緒に入ったんで。

佐久間宣行:じゃあ、サーヤに誘われて入ってんだ。

ニシダ(ラランド):そうですよ。太ってるから(笑)

サーヤ(ラランド):あははははは!

佐久間宣行:でもサーヤはニシダ以外とも組んでて、それで全部で優勝してるんでしょ?

サーヤ(ラランド):そうそう…全部で決勝行って(笑) 漫才もコントもピンもやってました。

佐久間宣行:それ全部で決勝行ったから、ニシダは危ういと思ったんだよな?

ニシダ(ラランド):2019年のM-1で…終わりだなって。そこからサーヤさんは別の人とプロに行くって聞いてたんで。

サーヤ(ラランド):だから2019年のM-1もこいつが勝手にエントリーシートもらって出してたんですよ。

佐久間宣行:そうか…フラれる前に?

ニシダ(ラランド):毎年出してたから…

サーヤ(ラランド):勝手に私の印鑑も買って…(笑) 買って勝手に押して、出してたんです(笑)

ニシダ(ラランド):100均で「門倉」売ってねえんだよ(笑)

佐久間宣行:あはははははは!

ニシダ(ラランド):ハンコ屋行くんだよ、俺。

サーヤ(ラランド):本名が「門倉」なんで、私…(笑) 珍しすぎて…(笑)

佐久間宣行:「出よう」って言って断られたらヤバいから?

サーヤ(ラランド):M-1の履歴見てもらうとわかるんですけど。「辞退」みたいなのがあるんですけど、それ全部会社の理由だったりするんですよ。出張が入ったりとかっていうのが出れなかったりとかして。

佐久間宣行:あー、なるほど。

サーヤ(ラランド):2019年はたまたま空いてて。で、勝手に「出す」って言ってるから。じゃあいいよ、出して…って。

ニシダ(ラランド):2020年から他の人とプロに行くって俺、周りの大学お笑い芸人から聞いてて。

佐久間宣行:お前、もう終わりだぞ…って?

ニシダ(ラランド):そう。「ニシダはただの大学生になるからな」って、それでみんな周りの人がめっちゃ奢ってくれて(笑)

佐久間宣行:あははははは!

ニシダ(ラランド):じゃあ最後、思い出作りだなと思って、M-1出たら…奇跡的にそれが上手くいって。コバンザメ子できたっていう…割りあ

佐久間宣行:危うくだったなー(笑)

ニシダ(ラランド):ラストコバンザメ、本当に。

サーヤ(ラランド):ギリギリまで迷ってたコンビがいたんですよ、私も。コントだけをやってるグループがあって。その相方は男の子…一個下の後輩の子だったんですけど。行きたかったから行く?みたいな探り合いの時間の時に、むこうが「ごめんなさい。もう就職決まって…」みたいな。

佐久間宣行:なるほど。

サーヤ(ラランド):「でも私も就職しているからいいんじゃない?」みたいに言ったら、「いや、俺…探偵になるんですよ」って。

佐久間宣行:ふふ…(笑)

サーヤ(ラランド):「浮気調査しなきゃいけなくて」みたいな。「売れたら終わっちゃうんですよ」って…(笑)

佐久間宣行:あはははは!

ニシダ(ラランド):顔出しできないから。会社の規定でね。

サーヤ(ラランド):…って言われて、これないんだ!って、そこで。で、消去法も重なり…M-1が上手く行き。

ニシダ(ラランド):サーヤさんが大学生の時に3つ4つコンビ組んでて。その中の序列で、ラランドが4番手だったんです。周りの話聞くにね。

サーヤ(ラランド):あはははははは!

佐久間宣行:なるほどね(笑)

サーヤ(ラランド):そんなことないけど…(笑)

ニシダ(ラランド):ラランドは4番目に…上3つのドラフトが全部外れたらニシダに来るけど、まぁないだろう、つって。で、周りのヤツがめっちゃ奢ってくれてて。あーもうないんだと思って俺も。

佐久間宣行:だってニシダが一人になっちゃったら人生ね…

ニシダ(ラランド):おしまいじゃないですか。

佐久間宣行:あははははは!

ニシダ(ラランド):駅で大声上げる人とかになるじゃないですか、それは(笑)

サーヤ(ラランド):ピリッとなるヤツ…(笑)

ニシダ(ラランド):Xで簡単に上げられて、ネットミームになる…

佐久間宣行:パチンコ屋の外で叫ぶ人とかになっちゃう…(笑)

ニシダ(ラランド):アレになっちゃうから…アレになっちゃうね、みたいな感じでみんなお酒を奢ってくれてたんです、いっぱい(笑)

佐久間宣行:あははははは!

ニシダ(ラランド):そしたら…そのM-1が奇跡的に。準決勝まで行けたことで…コンビを断れなくなったというか、サーヤさんが。

サーヤ(ラランド):そうですね…そこから仕事が増えてきたんですよ。

佐久間宣行:来ちゃうもんね。

サーヤ(ラランド):そうなんですよ。

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