Ado 実家のエアコンに生えたキノコを語る。

2023年6月19日、ニッポン放送「Adoのオールナイトニッポン」にて、Adoが子供時代に見たという実家のエアコンに生えたキノコについて語っていた。

Ado:梅雨入りましたね。雨降っちゃってね。やっぱさー、家にいる時はいいんですけど…外になると、雨が嫌っていうより湿気が嫌なんですよ。しかも暑い時は暑いしさ。雨なんだから涼しくありなさいよ、冷たいんだから…っていうのがあって。夏の苦手なのが、日差しもあるが…湿気っていうのもあるので雨が降ると厄介っていうのがね、最近感じられるんですけど。

思い出したんですけど、湿気といえばね…っていう話を思い出したんですけど。昔、幼い時の話…何歳だったかな?8歳、9歳かな…小2、小3ぐらいのちょうど今頃、梅雨の時期ですよね。梅雨もうちょっと後半かな?梅雨の時期で…暑かったんですよ。暑い時期ではあったんですよ。ジメジメとしていて暑い梅雨の時期の8歳、9歳ぐらいの話なんですけど。

私の家って、昔住んでた実家って…何回か引っ越してるんですけど、マンションっていうかアパートだったのかな?初めの方に住んでたのはアパートだったんですけど。割と築年数が重ねられてた方ではあったんですよ。

今色々考えたら、親が頑張ってくれてるからとか親には感謝しかないんですけど。当時は小学生であって、友達の家とかにも頻繁に遊びに行っていたこともあって。ウチって不便かもしれないって思うことが結構あったんですよ。今は言えないよ!そんなこと言えないよ!(笑) パパママありがとうですよ!当時は思ったんですよ。

友達の家行くと…友達の家はエレベーターがあっていいな~とか。ウチ、アパートでね…4階に住んでたんですけど、4階まで階段だったんですよ。キツいんですよ。しかもランドセルって割と重いんですよ(笑) 教科書入れてね、体操着とか持ってたら重い重いでね…それを毎朝行きと帰りで上り下りするのはね、割と良い運動ですよ。

忘れ物した時なんか大変ですよ。「あ~、大変!アレがない!」って時は一生懸命4階までよじ登って…(笑) 最早、山登りみたいな感じで…手も使うみたいな感じでの時もあったりして(笑) そういう風に感じたりとか。

あとはエアコンが効きづらい家だったり…エアコンが無い部屋とかもあったりして。なんか暑いみたいな。「○○ちゃんの家ってすごい涼んでていいな~。なんでウチってこんなエアコンが効かないんだろう?」みたいな家でもあったんですよ。なんか効かなかったんですよ!(笑)

なんでこの部屋にはエアコンがないの!みたいな部屋でもあったんですけど。賃貸だからね、あんまり上手いこと動かすこともできず、っていうおウチに住んでてね。小学生の時ですよ、こうやって思ってたのは。今考えると色々もう…感謝のことがいっぱいあるんですけど。

今ってちょっと使いにくいかも…(笑) 使いにくいっていうか、過ごしにくいところがあるかも…って思ったりして。だからなのかわかんないけど、まるちゃん(ちびまるこちゃん)の家にシンパシーみたいなのを感じてたとこもあったんですよ。

まるちゃん…小1ぐらいからずっと見てたので。「まるちゃんのこの気持ちわかるなー」みたいな。「当時なんてエアコンないから暑いよね。でも現代ではエアコンがあるのに暑いよ…」ってまるちゃんに情を重ねたりとかしてたんですけど(笑)

そういう感じの家でして。エアコンが効きにくいってことで…割とね、最大風力でやっと気持ちよく過ごせる、みたいな。最大風力は寒いよ!とかじゃない。最大風力で割と気持ち良いっていう感じのエアコンの部屋で割と夏は過ごしてたんですけど。

でもね、最大風力にしてたからなのか…っていうのもあるのか、エアコンが当時どういう世代のものか分からなかったんですけど。ちょっと古めの世代のものだったのか、普通に築年数が関係あるのか分からないけど。エアコンの端っこから水がポタポタ垂れてくるようになったんですよ、ある時。

雨漏りみたいじゃな~い…みたいな。ウチ、雨漏りしないけど雨漏りみたいだわ…まるちゃんでこういう回あったな、みたいな(笑) ウチでもそういうことあるんだ!みたいな風にそこでまたシンパシーを感じながら(笑) ポタポタと垂れて来て。

「ママパパ~、エアコンが水垂れてきちゃったよ。これどうなの?」っていう…子供ながら訴えたりしたんですけど。でもね、ウチはね、割と適当なので「様子見じゃない?」みたいな感じになったんですよ(笑) どの家庭もそうかな?大体、一旦は様子見じゃないですか?(笑)

今日だけかもしれないよねって…そんなことはないと思うんですけど(笑) 今日だけかもしんないと思ってしばらくそのまま過ごしたんですけど…まだ垂れてくるんですよ。なんかポタポタ垂れてくるなーと思って。

でも私はさ、当時8歳、9歳とかだったからさ。それを見つめることしかできないわけよ。修理もできないしさ。ただ、ポタポタと垂れて来るところをたまに拭いたりすることしかできなかった…(笑) 雨漏りみたいに水を溜める桶を置くのも違うかなっていう。やったこともあったのかな?でも基本的には拭いてた印象でしたね。拭いて…ってことしかできなかった、私は。

それでもこのぐらいの時期だったから、暑いわけで。まだまだエアコンさんは…その家の唯一のエアコンの部屋といっても過言ではない。エアコンさんに働いてもらうしかない、この夏!ってことでまだまだ全速力で働いていただこう、と。エアコンを稼働させていましたよ、とっても。

エアコンさんも「僕も辛いよ~!」って…エアコンの涙だったのかもしれないですね。エアコンの涙だったかのも(笑) 気づいてやればよかった!そこ柔軟性なかった、ごめんごめん(笑) エアコンさんの涙だったのかもしれないが、そんな涙を私たちは無視しました。エアコンの涙をね、垂らしながら…ポタポタと、雨漏りの桶とかも置くことなく。たまに拭くくらいで放置していました。

その部屋が畳の部屋でね、寝室だったんですけど。夏、小2~小3をそこで過ごすようになり。ある時、「あ~今日も学校だ。面倒くさいな~、学校。眠いし、嫌だな~」って思ったら「キャァ~!!」って聞こえたんですよ。なんだ、キャー!って?(笑) 母親のキャー!だ。母親のキャーはヤバいぞ、大人のキャーはヤバいってことだからな!(笑)

ゴキブリが大量に出たとか…嫌だ!火事?!火事でも起きた?ウチのどこかから地割れ起きてたらどうしよう、みたいな。子供だから色んなこと考えるわけですよ。親のキャーですから。どうしようどうしよう!と思って。

朝飛び起きて、親の元に「どうした?!」って駆け寄ったんです。そしたら…「Adoちゃん、エアコンのとこからキノコが生えちゃった…」って。え~っ…(笑) 実際覗いたら本当に生えてたんですよ…(笑) 割と収穫できるくらい(笑)

いつ生えたの、キミは?!(笑) 芽が出るとかそういうのじゃないの!小っちゃくてカワイイね、とかじゃないの。割と収穫サイズ!みたいな。昨日いたの?いないんですよ…だっていたらさ、私が気づくはずだからさ。私がよくそこにいたんだからさ。

だって親がキャーって言うってことは…親だって気づくと思うんだよな。だってエアコンポタポタなってるから。日常茶飯事だからスルーしてたのかな?気づかなかった、っていうキャーですよ、つまりは。

割とデカめのキノコが…一夜で育ってしまったんです(笑) 朝ですよ?(笑) 悪夢の続きかと…悪夢なの?良い夢なの?夢みてんのか?って思いましたよ。私はまじまじと見つめて色んなことが頭の中に浮かんできた…まず「ああ、キノコだ…」って思ったし。「生のキノコ久しぶりに見た」って思ったし。

エアコンの水のポタポタでキノコって育つんだって思ったし。っていうか、一旦学校行かなきゃ!って(笑) こんなことしてる場合じゃない!朝だから「どうすんのどうすんの…」って。でもさ、学校行かなきゃ!って感じで急いで準備するんですよ。帽子被ってランドセル背負って歯磨いて、わーわーわーってやるんですけど。

朝、家にキノコが生えたっていうのがね、頭の中にインプットされてたからか…その日はね、すごい周りに敏感になっちゃったっていうのもあったし。なんかわかんないけど、その日やってた朝の子供向け番組がキノコについて話してたりとか、その日の学校の給食がね、よりによってキノコの炒めものだったりとかさ…そうだったんだよ。本当にそうだったんだよ。なんで今日よりによってキノコなの?みたいな(笑)

そういうのをね、考えながらね、学校をすごしててさ。でもさ、給食もキノコだし、朝もキノコについて話してたし、なんでこんなキノコ…なんでなんだろう。うわー…アウトプットしたい…。でもこの話題はさすがにクラスに話したらダサじゃない?って思って。さすがにダセぇ~!って思って。さすがに引かれるんじゃないか、っていう。

さすがに大人になんなきゃね、っていうので…小2~3で、っていう。さすがにバカイジられるだろって思って。さすがにクラスの男子の餌食になるだろうなって思って。うわ~、でもハルカちゃんに話したらダメかな?ヤエちゃん…ヤエちゃんもダメかな~。ヤエちゃんも危ういな~。

小学生で…話したかった。でもね、やっぱ話せなかった!大人になっちゃった、その時は。たまちゃんみたいな人はいなかった、当時は。たまちゃんでも引く。たまちゃんでもギリじゃない?(笑) あれはさ、まる子とたまちゃんの関係であってさ。たまちゃんみたいな人がいたら話せたのかな~?

でも話せなかったし、話さなかった。ちょっと大人だった、その時の私は。ハルカちゃんには話したのかもしんない。ハルカちゃんは覚えてんのかな?ハルカちゃんなんていたのかな、まず?ハルカちゃんみたいな子いたんだよ!ハルカちゃんに話したのかな~。

でもとりあえず公の場には話さなかった。「みんな!朝、起きたら私のおウチにキノコが生えてたよ!」とは言わなかった。少なくとも大声は出さなかったし、そういうキャラではなかったから。少なくとも抑えた。

そういう感じで抑えながら帰ってきたわけよ。そしたらね、案の定まだいたのよ…キノコが(笑) まだいんのかよって思いながら。親どうしたんだよ、って思いながら…(笑) 親は仕事だからさ、いなくて。結局そのキノコを見つめることしかできなくて。

でもやっぱさ、色々考えるわけよ。今日の給食、キノコだったな~。朝もキノコだったし。畳でキノコで育つんだ、って。畳に種とかって入るってこと?畳ってなんなの?どういうこと?栄養ってなくてもいいんだ?水だけでいいんだ…へぇ~。

感心すんのもおかしいな、って思いながらね。そうやって過ごしてたんですけど。帰宅してキノコがあるなぁ~と思って見つめてたんですけど、そこからの記憶ないんですよね…(笑) そこからの記憶がないの!

でも、そこから…私、その家は小学生の時、小5・小6ぐらいまで住んでたから。それ以降はキノコはないわけよ。キノコ採った覚えはないんですよ。それ以降はキノコがないわけよ。キノコ採った覚えはないんですよ、私が。母親が採った覚え…話はないんですよ。父親も母親もそういう話を聞いてないんですよ。

で、私は一人っ子だから…その3人しかいないわけで。ペットも飼ってないし。だからいつ刈られたかわかんないし、そこから生えたこともないのよ。その時のエアコンもどうなったかも覚えてないし。

でもあったんだよ…ちゃんとキノコ。そんなキノコあったのかって…いつしかそのキノコはさ、家から消えててさ。そこから私は今に至るわけでさ。そんなキノコは本当にあったのかっていう話だしさ。

一番怖いのはさ、私がもしかしたらそのキノコを食べてて。そのキノコが毒キノコで。そのキノコの作用が記憶を消すっていう作用で。私の記憶が失われてる…その分だけ失われてる、欠如!そのキノコのせいで欠如されたかもしれないっていう可能性があるかもしれない!どうしよう、それだったら!

ああ…どうしよう!その可能性がある!でもそうだよ…もしかしたら食べちゃってさ。「ちょっと食べてみよう」って…小2だからさ、何やるかわかんないじゃん。好奇心が勝っちゃってさ、学校で話せなかった分、食べちゃってさ。

帰って来たところは覚えてるんですよ。キノコがあるな!あ~あ、なんか嫌なのかどういう気持ちなのかわかんないや!っていうのは覚えてる。だからさ…食べちまったってこと?そこから歌が上手くなったってこと?歌関係ないって~!(笑)

その可能性もなきにしもあらずってことですよね。私は記憶が失われてる可能性もあるかもしれない。だからさ…えっ、怖い話?これ(笑) その可能性もあるから…その後、父と母とそういう話をしてるわけじゃないから。どうしよう、これ!?(笑)

ちょっと今度ね…母親に聞いてみようと思います。LINEするわ。LINEしてみます…(笑) ということで、一曲聞いてください。ピノキオピー「マッシュルームマザー」。

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