上坂すみれ ルネサンス期の芸術家を語る。「ミケランジェロさん、打ち上げ来ないもん。絶対」

2021年2月6日、文化放送「上坂すみれの♡をつければかわいかろう」にて、上坂すみれがルネサンス期の芸術家を語っていた。

上坂すみれ:最近、山田五郎さんにかつていただいた「変態美術館」っていう本があって。それを読んでたんですよ。

そしたら、レオナルドダヴィンチとミケランジェロとラファエロが3大ルネサンス天才と言われてるんですけど。

ダヴィンチはマジで「モナ・リザ」しか代表作のない一発屋的なライフを送ってたらしくて。「なんでモナ・リザがすごいのか、知ってますか?」って書いてて。知らないなーって思って。

で、ダヴィンチがずっと一生持ち歩いて毎回毎回描き直してたからなんですって。毎回描き直した結果モナリザの顔がトゥルットゥルになって、解像度が上がったクリアな顔になったんですって。

線画、ないじゃないですか?セル画みたいな。ここ顔で、ここが白目とか、境目のない絵のことを「スフマート」って言うのかな?そのぐらい細かい描写だからすごいんであって。

なんで描き続けたかって、めちゃめちゃ小っちゃいから持ち歩いてたんですって。カバンに入れて。マジでキモいって思ったんですけど(笑)

一生持ってるんですよ?だって一緒にご飯食べてて「あ、ごめん」ってモナリザ描きだすんですよ?「帰るわ!」って感じ・・・(笑)

ダヴィンチとデートして「ちょっとごめんごめん、今モナリザのまつ毛思いついたからちょっと黙っててくれる?」って。もうそんなん帰るわ!って。ついでに飛行機の落書きとか描き始めるんですよ。腹立ってきますよね(笑) で、モナ・リザはそのぐらい小っちゃい絵なんだって。

(※中略)

で、ミケランジェロはめちゃめちゃ長生きしたんですけど、すごい人を信じないタイプらしくて・・・30メートルぐらいあるクソデカイラストを描いたんですけど4年間一人で描き続けたんですって。

で、弟子が「すみません、手伝いに来ました!大変だと思って。差し入れでーす」「帰れ帰れ!俺の技術盗みに来たんでしょ!嫌だ!クビ痛くない!天井が描いてるけど全然クビ痛くないし、差し入れもいらないし、弟子に技術盗まれるくらいだったら俺もうクビ曲がってもいいわ!」っていう、「あ、はい・・・帰ります」っていうタイプの人だったらしくて。昔からそういう監督っていたんだーって(笑)

昔からこういうタイプのクリエイターっていたんだって(笑) いるじゃないですか、きっと。こういうタイプのクリエイター。本当に一人で描かないと気が済まない先生。

ラファエロさんは逆で「もう俺、目玉だけ描くんで。ゴルゴだけ描くんで、ゴルゴじゃない部分全部お前たち描いたね」って(笑)

っていう分業制だったんですって(笑) だからゴルゴは・・・ゴルゴじゃない(笑) ラファエロはあんなに作品数が多いんですって(笑)

ラファエロたかをプロダクションがめちゃめちゃ作品数が多いのは、そういう弟子にやらせてたって。

だからアシスタントがいっぱいいるか、全然つけないか、あとは一発屋だけど・・・一発屋さんのダヴィンチが日本で一番有名ってことは一個有名な作品があればいいんだなって思いました。

(※中略)

そう考えると声優さんってだいぶコミュ力が必要ですよね。「もうアフレコ一緒にやったら盗まれるから絶対ワシは抜き収録なんじゃ!」っていう先輩見たことないし。

だってミケランジェロさん、打ち上げ来ないもん。絶対。「ミケランジェロさん、挨拶お願いします」とかダメですもんね。パセラとか行かないですよ、絶対。

ダヴィンチさんもたぶん・・・ダヴィンチさんは打ち上げ来るけどずっとメシを持って別室でモナ・リザ描いてるから(笑)

しかも別の作品の打ち上げなのにモナ・リザの話して、とか。ラファエロとラファエロの弟子だけでパセラリゾーツが埋まりますよね、打ち上げ会場(笑) 「今日ラファエロの関係者しか来てない・・・」って(笑)

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