ジェーン・スー 連載の書籍化における加筆修正の重要さを語る

2022年4月9日、TBSラジオ「ガスワンプレゼンツ 田中みな実 あったかタイム」にて、ジェーン・スーが連載の書籍化における加筆修正の重要さを語っていた。

田中みな実:スーさんってめちゃくちゃ本出すじゃないですか?

ジェーン・スー:今年出しすぎたよね…

田中みな実:いつ書いてるの…?

ジェーン・スー:連載が溜まるんですわ。それが一冊の本になると…時期ってのが来るわけですわ。

田中みな実:でもそれって連載だけじゃなくて、もちろん加筆もするわけでしょ?

ジェーン・スー:加筆・修正、これが大変…

田中みな実:ですよね?そっちの方がむしろ大変だったりしません?

ジェーン・スー:何がって、時代の変化が速いんですよ。

田中みな実:はい。

ジェーン・スー:私が2013年に本を出したのが初めてのことだったんですけれども。そこから年月経ちまして、特にここ数年はコロナのせいでみなさん心が疲れてる。

田中みな実:うん。

ジェーン・スー:だから2016年ぐらいの原稿、ちょっとピリリと辛いことを言ったりとか自虐をしたりとかで、あの当時だったら笑えたことが今見ると刺激が強すぎる、みたいな…

田中みな実:なるほど…!

ジェーン・スー:これを直すのがすごい大変だった!

田中みな実:そこまで直すんですか?

ジェーン・スー:直した直した。だって今出す本なんだもん。

田中みな実:そっか…

ジェーン・スー:連載をまとめただけの本って世の中にいっぱいあるんですけど、「加筆修正してないな…」ってなるとやっぱりざくっと編んだだけだなっていうのがバレちゃうとね、面白くないんですよ。

田中みな実:えーっ…それって、私もGINGERっていう雑誌でずーっと連載やらせてもらってるんですけど。7年ぐらいかな?

ジェーン・スー:やってるよね。

田中みな実:それをいざまとめるってなった時って…自分の変化はあれど、その時の自分の心境なわけじゃない?

ジェーン・スー:そうだよね。

田中みな実:それでもやっぱり直したら方がいいかしら?

ジェーン・スー:いや、それは…どっちかっていうと、章立てをどうするかってことだと思う。章として「20●●年の田中みな実」つって、その時の写真があったりとかして次のページからいけばちゃんと伝わると思う。

田中みな実:なるほどね…

ジェーン・スー:そうすると本の目的が、ちゃんと田中みな実が時代によって変化してきたってことが伝わるわけ。そういう目的の本にすればいいけど。私の場合はサーッと読んでクスクスと笑ってっていうところでいくと、年代として云々っていうのじゃないから…やっぱ直してかないと。

田中みな実:いつかまとめる時が来たら相談に乗ってもらえますか?

ジェーン・スー:もちろんもちろん。

田中みな実:…それってどういう立ち位置になるわけ?

ジェーン・スー:いやいや…横で船場吉兆みたいに言ってるよ。

田中みな実:あははははは!それさ…通じる人、今少なくなってきたよね?

ジェーン・スー:そうなんですよー!

田中みな実:私も「これ、船場吉兆方式!」とか言ってたらポカンとしてる編集さんとかいるからね。

ジェーン・スー:そう。ヤングがわかんないこといっぱいあるんですよ、本当に。

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