上沼恵美子 昨年の紅白歌合戦の司会について語る。

2020年2月20日放送、ニッポン放送「上沼恵美子のオールナイトニッポンGOLD」にて、上沼恵美子が昨年の紅白歌合戦の司会について語っていた。

上沼恵美子:司会者、楽だったね~見とって、私審査員やっとって。

ナジャ・グランディーバ:あ、そうなんですか?

上沼:もうずーっと休んではるもん!別にね、櫻井翔さんとかね、綾瀬はるかさん、大好きですよ?大好きですけども・・・あんなんアカンわ。

ナジャ:あはははは!あんなんアカン?(笑)

上沼:あの二人がアカンじゃなくて・・・構成がや。

ナジャ:なんかキッチリしてるんでしょ?私もあんまり知らないんですけど・・・

上沼:カンペがね、二回の席から大きなマルチが出てるの。マルチスクリーンが。カンペが。

ナジャ:それは上沼さんの席から見えるの?

上沼:もう全部見える。

ナジャ:後ろ向いたら見える?

上沼:お客さん全部見える。

ナジャ:あ、そうなの・・・

上沼:「さあ続いてはなんとかなんとかです。それでは歌っていただきましょう」って読み終えるともう終わっちゃうわけですよ。カンペが。カンペって普通は小っちゃい紙で出しましたよね、昔は?大きいマルチで出るわけです。

ナジャ:へ~。

上沼:で、それを言い終わると綾瀬さんなんかは女優さんでらっしゃるから、そこで終わっちゃうわけですよ。前のADさんなんかは残ってた秒数が15秒伸ばしてください!って出たら、黙っちゃうんですよ。

ナジャ:あ、そうか。臨機応変な対応っていうのが・・・女優さんやからセリフの人やもんね?

上沼:だから櫻井さんがかばってやるわけですよね?彼は上手いですから。その辺はありますけど。昔の紅白歌合戦っていうのは、紅組は紅組の司会、白は白の司会っていうのでどっちもがどっちもで、ホントに敵でしたから。向こうはどんな手法でかも言わないし。私古館さんとやったんですけども・・・

ナジャ:そうでしたよね?

上沼:イントロのとこの・・・イントロがあるじゃないですか?そこでぶわーっとセリフをあの方は勝手に入れてはって・・・勝手に言うたら怒られるけど。入れはったんですよ、リハーサルのときに。で、台本にはないから「それでは続いては藤あや子さんです。なんとかなんとかどうぞ!」だけだったんです。

ナジャ:うんうん。

上沼:そしたらどうもね、打合せしてるときに古館さんが誰かと喋ってるんですよ。座付きの作家さんっていうのかな?マネージャーさんみたいな作家さんをつけてらっしゃって。そこにボソボソボソって言うてるので。私は聞き逃さなかったんですよ。で、ふっと見たら北島さんの48秒を「すみません、35秒に」ってNHK側が言ったわけですね、打ち合わせの時に。「35秒になったからね」って古館さんがその人に言ったら「わかりました」っていうので・・・怪しい!

ナジャ:怪しい、それは!

上沼:これは何やってマネージャーに言って。イントロでかぶせるんですわ。そらそうやわ、古館さんやもん上手いし。ウチは何もなしで「続いては小林幸子さんどうぞ!」ばっか。おかしいですよ、バランスが、紅と白。

ナジャ:おかしい。

上沼:それで私はその日、帝国ホテル取っておいてもらってたんですが、本番の前の日までイントロの原稿を自分で書いたんです。部屋で。

ナジャ:ほんで本番はイントロに原稿つけて・・・

上沼:そうです。

ナジャ:それも秒数・・・イントロ考えて作んの難しいでしょ?

上沼:難しいし、子育ても忙しかったから、歌もそんな知らんかったし。だから歌詞からつまんだりしてね。17秒とか作ってね。明け方まで作りました。でも気持ちよかったわー、それが世界中に流れるから。自分で考えたことが。

ナジャ:そうでしょうね。そのとき、紅・白どっちが勝ったんですか?

上沼:えーとね、一年目は私が勝った。二年目は古館さんが勝ちましたね。

ナジャ:あー、そうですか。

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