ファーストサマーウイカ 霜降り明星・粗品の才能のすごさを語る。

2021年5月24放送、ニッポン放送「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0」にて、ファーストサマーウイカが霜降り明星・粗品の才能のすごさを語っていた。

ファーストサマーウイカ:最初、そもそもそっしー(粗品)にお願いする流れっていうのは・・・これ言ったっけ?言ってないかもしれんなー?

私、YouTubeでそっしーの音楽聞いてたんですよ。霜降りチューブはほとんど見たことないけど・・・(笑) そっしーの音楽の方のチャンネル見てて、聞いてて。曲ええなーすごいなーと思って。イラストとかもこだわってるし、世界観あるし。メロディとか歌詞も他の人が書きそうにない。

あんまり最近のボカロとか詳しくなくて。15年ぐらい前のボカロとか。高校時代とかの出だしの(初音)ミクとかは聞いてたけど、最近とかは全然分かれへんなー。

しかもボカロと歌い手さんがコラボしてんのが当たり前の世界やろ、今?全然分かれへん。それこそAdoちゃんぐらいしか分かれへんかったけど。

それでそっしーが「Hinekure」っていう曲を出した時に「うわーめっちゃいい!これめっちゃすごい!うわー!」と思って。

いてもたってもいられなくなって、DMで「粗品さん、Hiunekure聞きました。めっちゃカッコイイっす」みたいなこと言ったらそっしーが・・・何も言ってないよ?私。カッコイイって曲のコメントしただけやけど「ウイカさん僕の作る曲歌ってください」みたいな言ったから。

これはもう・・・絶対実現させたいと思って。それがたぶん1月ぐらいだったんですよ、今年の。で、ちょうどそっしーもユニバーサルで所属するみたいなニュースあって。

私が発表の前日ぐらいやったかな?「実は私も明日発表になるんですけど、ユニバーサルからメジャーデビューするんです」って言ったら「奇遇ですねー」って言って。

で、そこから話全部進んでったから。そこからドラマの主題歌決まって、みたいな。だからすごいスピードで話決まったから・・・それ合わせて録ってる曲?「波乱万丈」とか?だいぶ前に録ってるから(笑) それすら出てないけど(笑)

やっぱそっしーの話がトントントーンって進んだから、やっぱ決まる時は決まんねんなって。そうなるべくして、運命的なことっていうのは話が進んでいくんやなって。

だから急に粗品さんが・・・芸人さんの中では2冠してるやん?R-1獲ってM-1獲って。で、私も勝手に第7世代やと思ってるから(笑) デビューの時期的には。

勝手にリーダー的に思ってたけど、共演してもたくさん喋るわけでもないし、距離あったけど・・・音楽一緒にやるってなったら急に距離近くなって色んな話するようになったし。

で、レコーディングとかでそっしーの音楽家の姿を見せてもらったんですけど・・・すごいよ、あの人。なんかそっしーのこと鼻につくなって思ってる人おるかもしれへんけど(笑) スマートやから。なんでもできる感じあるし。

いや、あの人・・・職人やと思う。音楽も最初に仮歌みたいな、叩き台みたいなのを作ってくれて。デモをね、聞くわけよ。その時点で「うわっ、音の作りとかすごっ」って思って。

そこから色んなオーダーとかさ、ドラマの主題歌になる上でこういう方がいいですみたいな色々話すじゃないですか。レコード会社の人と。そこもやっぱり自分の信念みたいな部分と・・・ドラマの脚本とか読んで、作詞してとかっていう、自分の世界観だけじゃないところで作らないといけないところも全部汲み取って。

あんなに器用にやりはる人・・・すごいなーって。感心って言ったらおこがましいけど。純粋にめちゃめちゃすごい人なんやなって。天才やなって思いましたよ。

先に、レコーディングって音楽の方作るんですよ。歌は最後に乗っけるから。いわゆるオケの部分ね、楽器とか。で、楽器のレコ―ディングにも全部来てはって。

細かく指示するわけ。ギターも左右で振ってみたりとか、ギタリストの方が弾いてくれてるのを何回も聴いてそっしーが「もう1回お願いします」って聴きながら「ここもうちょっとこういう感じで」とか、「ここのシグを伸ばしてもらって」とか、音の細かいところまで!

プロデュースってさ、どこまでがプロデュースかって分かれへんから作業してる側を見いひんと分かれへんと思うけど。本当に・・・1音1音の細かいところまで、他のミュージシャンの方とか、作曲家の方となんら遜色ないというか。むしろそれ以上にこだわりを感じましたね。

で、私の歌入れね。ボーカルを入れるのは最後の最後なんですけど、その時も頭から来てくれて。あんなに忙しいのにやで?

「この後、コントの番組に取りにいかなアカン」とか言って、何時までにケツあるとかっていうのもあったけど、私もそれ以内に録り切ろうと思って。一生懸命歌いましたけど。

レコーディング中も「ここ良かったと思いますけどね」みたいな。「ここ、こんな感じで」とかっていうのもディレクションしながらね、言ってくれて。

やっぱ無駄話とか「今日は天気いいですねー」みたいな、そういう上っ面な話するより、なんか1個一緒にモノ作る方が距離って縮まんねんなーって。私はそういうのが好きでやってんねんなーって改めて思いましたけど。

ミックスもね、最後楽器のバランスとか全部録るんですよ。「ここギターもうちょっと大きめに出してった方がいいな」とか「ここもうちょっと音強めに出した方がいいなー」とか細かい調整をミックスとかトラックダウンみたいなのやるんですけど、それにも来てくれて。

一緒に何回も聴いて「ここいいなー」とか、「ウイちゃんめっちゃカッコええなー」とか褒めながら。すごいよ、全部できるなと思って。

なんなら嫌いになってみたい、逆に(笑) 無敵すぎて、腹立ってきて(笑) なんで神様は才能をたくさん1人の人に与えるかなと思って。嫌気が差すくらい・・・良い人。勘違いしてたなー、テレビでさ、画面の向こうで見てることってホンマにわずかなんやなって思ったよ。

芸人さんとかさ、それこそ何かをくさしたりとか、自分を落として笑い取ったりとか体張ってとかあるし。芸人さんに限らずね、女優さんとかもやるべきことっていうのは決まってて。それ以外のところでキャラクターみたいなの出さないかんけど。

結局そのキャラクターを出したところでそれを本当かウソか取るのは受け取り側やし、芸人さんとかそれこそ面白い瞬間しか使ってもらわれへんかったりすると思うんですよ。

やっぱ芸人さんも職人さんですよね、ネタ作って。何がオモロいか、どう言ったらお客さんが面白いと感じてくれるかっていうのをひたすら突き詰めて研究して、それを舞台でやって、テレビでやって、繰り返して。

私も勘違いしてたなー。謎・・・何考えるか分かれへん。なんかミステリアスな感じ・・・全ての人間を下に見てそうやなって思っててさ!(笑)

天才なんは自分でも自負してるところありそうな感じもしたから・・・「コイツらオモロないな」とか思ってんちゃうかなとか思ってたけど。

いやー・・・違ったね。本当一流のクリエイターやなって思いましたよ。だから一緒に仕事出来て良かったですね。

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