壇蜜 過保護に育てられたことのメリット・デメリットを語る。
2021年5月24放送、文化放送「壇蜜の耳蜜」にて、壇蜜が過保護に育てられたことのメリット・デメリットを語っていた。
壇蜜:私、一人っ子でしょ?で、親は共働きだし、おばあちゃん子で、経歴はエスカレーター式でしょ?
山田弥希寿(文化放送アナウンサー):うんうん。
壇蜜:年齢はかろうじてゆとりとかじゃないけど、見た目からして「めっちゃ過保護に育てられてそう」って言われる。
山田:あー・・・言われたことがある?
壇蜜:うん。
山田:そしたら何て言ってたんですか?
壇蜜:「うん」って言う。だってウチ、本当に過保護なんです。だってアジなんて・・・
山田:はい、お魚のアジ。
壇蜜:白い身しか見たことないよ。血合いとかって見たことない。
山田:へーっ。
壇蜜:お母さんとかおばあちゃんが全部抜いてくれる。ジュースはお父さんが注いでくれたし。
山田:えーっ。
壇蜜:歩くのが疲れたって言ったらお父さんが普通におんぶしてくれたし。靴も履かないでおんぶで散歩行ったこともある。
山田:うんうん。
壇蜜:甘やかされたの。だからこんな風になっちゃったの。
山田:ふふ・・・(笑)
壇蜜:過保護ってね、私はありがたいと思う。
山田:まぁ親からの愛ですからね。
壇蜜:人を憎まなくなるよ。過保護に育てられると。
山田:相手に対して?そういう感情を持たなくなる?
壇蜜:ただ、上の立場になった時に人を叱れないっていう決定的なウィークポイントはあるんだけどね、私の場合は。
山田:あー、人を好きになりすぎるがゆえに。厳しく言えなくなる。
壇蜜:言えなくなる。だけど、基本ポンコツだけど穏やかに育つよ。例えばおもちゃ取られても怒らない、みたいな。
山田:あー・・・どういう気持ちになるんですか?
壇蜜:「まぁ貸しといてあげるか」みたいな。親も「貸しといてあげたら?」っていう人だったから。
山田:あー。いやー、兄弟いたらね、それはないですもん。
壇蜜:だって争奪戦でしょ?
山田:争奪戦ですよ。
壇蜜:キミんちはコロッケを争奪してたんでしょ?
山田:コロッケ争奪してましたし、それこそ血合いのあるアジが4匹あったら、3人兄弟で誰が2匹食べるかで取り合い、早いもん勝ち。
壇蜜:まず皿の上乗ってるアジに直接箸をつけたことがないからね。
山田:はー・・・
壇蜜:小さなお皿が私には用意されてて、全部白いところが集まってくる。
山田:あははははは。ボーナスステージみたいなね(笑) 何もしなくても美味しいとこがどんどんやってくる。
壇蜜:そう。だから苦労はするよ?厳しい学校に入って、合宿に行った時にアジの食べ方で苦戦はしたけど・・・その苦労を親に言ったら、親も「それは私たちが教えてないけれども、これから教えるからね」っていう風に。
山田:ふーん。
壇蜜:だからゆっくり育てられてるね、私は。だから・・・せっかちな人には本当にイラつかれる。
山田:マイペースみたいな?
壇蜜:超マイペース。ある意味人の気持ちが分からないけど、人を愛することができるっていうモンスターが育つよ(笑)
山田:あははははは!