2020年12月3日、TBSラジオ「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」にて、藤田ニコルがポケモン愛で勝ち取った番組オーディションを語っていた。
藤田ニコル:私、全然芸能にバーッてそこまで出る前に。オーディションとか行ったんですよ。CMのオーディションとか・・・あと番組のオーディションっていうのがあんましたことなくて。
宇多丸(RHYMESTER):うん。
藤田:ポケモンの・・・今普通に出てた、日曜日の朝やってるポケモンの番組のオーディションがあったんですよ。女性のタレントを探すみたいな。
宇多丸:あー!はいはい。
藤田:私、オーディションって本当に芸能界始まった時の雑誌のオーディション1回しか受かったことなくて。他、全部落ちてるんですよ。
宇多丸:あらま。
藤田:ポケモンのオーディションに行ったんですね。
宇多丸:うん。
藤田:で、「ポケモンの愛を語って下さい」みたいな。色んな女の子・・・まぁ私はその時モデルしかやってなかったんですけど。3人くらい一緒に入ってって。
宇多丸:はい。
藤田:「好きなキャラクターなんですか?」「ピカチュウです!」みたいな(笑)
宇多丸:あはははは。
藤田:ありきたりなことしか言わない・・・(笑)
宇多丸:あははははは!
藤田:よわよわなんですよ(笑)
宇多丸:「ピカチュウのぬいぐるみ持ってまーす」みたいな。
藤田:そういうライトなね・・・(笑)
宇多丸:いや、いいんですよ?(笑) 誰でも言えるぐらいのね(笑)
藤田:で、私の番回って、これ絶対この2人に絶対勝ってやろうって思って。
宇多丸:そんなわけない・・・だってこっちはガチ勢だと。
藤田:私の家にある指人形、ポケモンの指人形をゴミ袋にいっぱい詰めたヤツを・・・(笑)
宇多丸:えっ、そんなあんの?(笑)
藤田:はい(笑)
宇多丸:指人形、ゴミ袋に詰めるほどあんの?
藤田:持ってって(笑)
宇多丸:あとソフト?DS持ってって、プレイ時間と「こんなポケモン捕まえました!」って。
藤田:本当に好きなんですってね。
宇多丸:そしたら受かったんですよ。
藤田:おー!
宇多丸:本当に好きなものって伝わるんだなって。受かるんだなって思って。
藤田:あー、良かった。
宇多丸:でもその当時の放送見たら、全然面白くないんですよ(笑)
藤田:あはははは。そうですか(笑) 好きは溢れてるのはいいけどってこと?
宇多丸:でも採用になったの、すごくいい話ですね。そこでさ、引かれちゃって・・・みたいなそういうのって嫌だなーって思うんですよ。そういうのホントに好きな人っていうのの情熱が無碍にされるのって。
藤田:ちゃんと伝わったのが今までの仕事の量の中で一番嬉しかったかもしれないです。今思い出したけど。一番嬉しかった、そのオーディション受かったのが。
宇多丸:あー、すげー。へー。
藤田:モデルのオーディション受かって芸能界入ったのも嬉しかったけど、ポケモンのオーディションの番組受かったのも一番嬉しかったかもしれない。
宇多丸:自分で情熱持ってプレゼンしたことが認められたわけですもんね。
藤田:そう。全然私アホだし、言葉の選び方おかしいし、なのに伝わったっていうのが嬉しかったです。
宇多丸:「見て見て!」って(笑)
藤田:「見て見て!」って子供ですよ(笑) 「これがこんだけやってるんですよ!」って(笑)
宇多丸:あと衝撃なのが、指人形ってさ、3センチぐらいのもんじゃないですか。それゴミ袋に詰めてくるってどんな分量持ってんのっていう。
藤田:ホントに家帰ったらヤバいですよ。
宇多丸:・・・あ、こんな出てんだ。これはこれで一大勢力・・・あ、知らなかった。
藤田:これがゴミ袋、私の家に6袋分くらいあるんですよ。
宇多丸:なんで「ゴミ袋」って言うの?袋でいいじゃん(笑)
藤田:埼玉県に住んでたんで、ちょっとひもじいっちゃひもじいかったんで紙袋じゃないんですよ(笑) ゴミ袋の方がいっぱい入るし、強いし(笑)
宇多丸:全然僕知らなかった。一大ジャンルだ。
藤田:こうやって持ってたんですよ。お母さんがよく仕事に行く機会が多かったんで。レゴブロックを・・・家で一人でいる時はレゴブロックで家とか建てて。指人形を家族とか恋人役とかに見立てて、やってました。
宇多丸:いいね、一人遊びいいね。
藤田:一人遊びしてましたね。
宇多丸:イマジネーション広がるよ。すっげー出てんだ。
藤田:ヤバいですよね。
宇多丸:結構じゃあ集めるっていうか、コンプリートは難しいでしょうけど。
藤田:持ってましたね。お風呂にも連れてってました、浮かして。
宇多丸:本当に友達ですね。
藤田:友達です。マブです。
宇多丸:マブだ(笑)