壇蜜 社会における居心地の悪さへの気づきについて語る。
2020年6月1日放送、文化放送「壇蜜の耳蜜」にて、壇蜜が社会における居心地の悪さへの気づきについて語っていた。
太田英明(文化放送アナウンサー):世の中には学校と合わない人とか、会社と合わない人とか、ご近所と合わない人とか、奥さんと合わない人とか、子供と不仲の人とか、居心地の悪い人っていっぱいいるんでしょうね。
壇蜜:そうなんですよ。居心地が悪いって気づくのは、居心地が悪いんじゃないかな・・・とか色んな感情を経てようやく分かる事だから。時間もかかるし、すり減る。気づいたころにはすり減ってるよ。
太田:最終的には合わなかったんだなーって思えても、途中で「あれ?自分がいけないんじゃないか?」っていう無駄な時間・・・
壇蜜:そう。自分がいけないんじゃないかとか、勉強不足なんじゃないかとか、我慢が足りないんじゃないかとか。
太田:ねー、ありますよね。
壇蜜:私の人生において結構大事にしている格言で「故障かな?と思った時は大体故障してる」っていうのがあるんですけど。
太田:そうですね。故障ですよ。
壇蜜:「あれ?腐ってる?」って思った時は大体腐ってます。
太田:腐ってますね。壇さんの場合は腐ってて気づいてたんだけど、知らないうちにいい感じに発酵食品に変わっててラッキーって感じですかね?
壇蜜:まあ発酵・・・ギリ発酵って言っていいのか、「なれずし」みたいな(笑) なれずしを愛する方には申し訳ないですけど、なれずしみたいなね。
太田:美味しくなって良かったなーって。
壇蜜:美味しくなって良かったなーレベルの・・・いや、気づいてたの。13・・・11、12ぐらいから気づいてたかな。
太田:決してね、壇さんが卒業された学校はいい学校だと思う人も沢山いて。
壇蜜:いや、いい学校ですよ。
太田:相性が合う人もいっぱいいたと思いますけど、壇さんは合わなかった?
壇蜜:合わなかったっていうか、頑張って合わせようとしたら・・・こんななってしまった。
太田:壊れちゃった。
壇蜜:壊れちゃった(笑) 学校は悪くないです。親も悪くないの。私が悪かったんです・・・(笑)
太田:・・・って思っちゃいますよね。
壇蜜:思っちゃう。でもホント気づいてた。ロクな大人にならねえなってのはなんか気づいてた。10歳、11歳ぐらいのときに。
太田:当たってましたね。
壇蜜:当たってた。なんか色的なものを・・・自分が女性であるという色的な物を商売にして生きていく、もしくはタブーとされてることに足をツッコむことで自分が生きてるとかやりがいとか張り合いみたいものを求められるタイプの人間であろうみたなのは10歳ぐらいから気づいてた。
太田:すごいですね・・・
壇蜜:でも言えないじゃないですか、親とかに。
太田:言えないですよ。学校の先生にも友達にも誰にも言えないですよ。
壇蜜:親とか「通訳になってほしい」とか言ってたんですよ。
太田:うわー・・・
壇蜜:外資系でお勤めしたり、通訳をしたり、学校の先生とか、めっちゃ期待されてた。無理だって!
太田:裏切り続けた何十年。でもよかったですね、居場所が見つかって。
壇蜜:形になってよかったよ。でもわかんないじゃん。
太田:これからね。
壇蜜:違法な動物飼っちゃうかもしれないし(笑) 違法な動物買っちゃうかもしれないし、違法な動物買っちゃうかもしれない・・・選択肢、一個だけ(笑)